子どもが 感情に蓋をする ということに気づいていますか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
今日は岡山県立和気閑谷高校の1年生へコミュニケーションスキルの講演予定だったのですが、大雨の影響で来週へ延期となりました。
そこで今回は以前高校生へ講演した時の感想から、子どもへの向き合い方を見つめ直すきっかけにしていただければ幸いです
感情に蓋をする のは自分を否定すること
まず一人目の高校生。
個人的にすごいなと思えたのが怒りの後悔です。
学校ですごしていても、先生からは「怒らない」という前提の話で、怒った後の話はあまりしてくれません。
そもそも、怒ったらダメというか、負けと言うか、そういう感覚があったので、かなり新鮮でした。
講演で必ず伝えていることが「怒って後悔もダメ」「怒れなくて後悔もダメ」「怒りで『後悔』しないようにしよう」ということです。
ところが、僕たちは幼いころから怒るということに対して、とってもネガティブに教えられてきたことの方が多いです。
それは僕の世代だけでなく、今の若い世代もまだまだ同じようなところがあるのでしょう。
だから、学校の先生も「怒ってはいけない」「怒らない」という前提の話をされるわけです。
でもね、怒りというのは自然な感情だから、押さえつけたり、押し殺したり・・・、こういったことはすごく良くないんです。
自分の感情は、本当の自分の姿。
感情に蓋をする のは、自分自身に蓋をしてしまっていること。
自分を否定しているってことですよ。
そんな不健康なことは、今日からやめましょう!
次に紹介する高校生の感想は、すごく健気で何とも言えない気持ちになったのです!
次のページへ続く。
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