怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもが元気で生きていることに、もっと幸せ感じましょうよ!
娘の何気ない会話に幸せ感じる父親
香川県高松市で一人暮らしをしている娘へ、冬用の布団などを届けに妻と行きました。
娘のところへ行って目的のものを渡し、せっかくなので娘と買い物をしたりドライブをしました。
買い物中やドライブ中に娘がいろんなことを話してくれます。
外食の店舗でバイトをしている娘ですが、小学校1年生くらいの女の子が一人で買いに来て、あまりにも重そうだったので、その女の子の買ったものを持って一緒に親のところまでついていったと教えてくれました。
子育てなんかしたこともない娘、末っ子で弟や妹なんでいない。
けれども、幼い子どもへ対してこんな心遣いができるわけです。
「へえー!そんなことができるようになったんじゃなあ。すごいなあ!」
と、僕はお世辞抜きで娘の成長に感心し素直な気持ちを伝えました。
「うん。そうなんで。」
と、娘も嬉しそうに答えてくれました。
さらに娘のリクエストで、香川県三豊市の絶景スポット『父母ヶ浜』へも行きました。
ここへ往復する車内でもいろんな会話をしたのですが、娘がスマホに入れている音楽を、車のオーディオにブルートゥース接続して車内で流すんですよ。
僕が全然知らない曲も流れてきて、「これって誰の曲?」「なんか面白い歌詞じゃなあ」などと、僕は興味がなくても敢えて質問するんです。
そうすれば娘も嬉しそうにいろんなことを話してくれます。
子どもへ求める願望は元気で過ごしてほしいだけでいい
こんな感じで、何気ない親子の関わりで一日過ごし、妻と二人で帰路に就いたときのこと。
「今日はお疲れ様。ルームミラーに映る、助手席の◯◯◯(娘)の話を聴く尚ちゃん(僕)の穏やかな表情がとっても穏やかで良かったわあー!」
と、妻が言ってくれました。
確かに僕は、今日一日穏やかに過ごせてましたね。
娘には、いや娘に限らず、我が家の子ども達には、あれこれ理想や願望を求めていません。
3人の子ども達がそれぞれに、好きなように自分の人生を楽しく生きてくれているならば、それで充分ですから。
それが僕たち夫婦が、我が子へ求める理想や願望ですね。
その根底にある一番強く願っていることとは?
『健康で元気に毎日過ごしてほしい』ということ。
もうこれさえしてくれていれば、僕たち夫婦は言うことありません。
僕は講演でよく伝えていますが、娘は勉強が苦手。
高校時代に「まっ、マジかー!?」というテストの点数もとってきてくれたことがたびたびあります。
ところが、高校生活はとっても充実していたようで、毎日楽しそうに過ごしていました。
親から見れば、「そんなテストの点数だったら、学校行くのが面白くないだろう」と思うのですが、娘は楽しそうなんですね。
テストの点数が悪くても、学校での決まりを守るとか、人を思いやるとかは、すごくできていました。
勉強が少々苦手でも、毎日楽しく人との関わり方が穏やかにできたり、まじめに過ごせているならそれでいいんです。
今回紹介したバイトのときの対応を聞いて、ますますそう思えるようになりましたね。
娘のできないことに注目せず、今できていることに注目しているから、あれこれ注意したりガミガミ怒ったりしなくてすみます。
すると子どもだって心が安定してますから、親へ嬉しそうにいろんなことを話してくれます。
できないことより、できていることへ注目し、健康で元気に過ごせていることに感謝し幸せ感じること。
子どもへ求める理想や願望の一番大切なことを見失わないようにしておきましょうね。
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