怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
今日から新年度の始業式という学校が多いかと思います。
子ども達にとって一番気になるのは、間違いなく『クラス替え』です。
自分の仲の良かった友達と離れたり、仲がいい友達が一人もいなかったり、嫌いな人や苦手な人がいたり・・・。
1年間このクラスで過ごすわけですから、子どもにとっては今年一番の重大なことかもしれませんね。
我が子が落ち込んで家に帰って来るかもしれません。そんなときどうするか?
1年前に書いたブログをご参考にしてみてください。➡クラス替えで子供が落ち込んだ!新学期に親はどう対応する?
ブログへかいているように、まずは子どもの気持ちを受け止め、共感することですからね。
元中学校教師が暴露するクラス替えの難しさ
「しょっちゅうキツイ言葉をかけてくるA君がいっしょだなんて!?我が子が上手くやっていけるかどうか、すごく不安」
このように、クラス替えは子どもだけでなく親としても不安になったり、ときには納得のいかない編成だったりすることもあるかもしれません。
僕も3人の子どもの父親であり元中学校教師なので、親の気持ちと先生の気持ちの両方がよーくよーくわかります。
先生の肩を持つわけじゃないですが、クラス替えは本当にメッチャクチャ難しいんです。
クラス編成会議では、こんな会話がよく出ます。
「B君にはA君がしょっちゅうキツイ言葉を言うから、A君を2組へ移動させましょう」
「いやいや、ここへA君入れると、C君と一緒になって授業中騒ぎまくるから3組へ入れましょう」
「あっ、でもそういえば、A君はDさんにもすごくちょっかいかけるから、ここもまずいです」
「う~ん・・・。困ったなあ・・・」
「それなら、1組にはA君に注意してくれるE君がいるから、B君も大丈夫じゃないでしょうか?それにB君もだんだんと自信持てるようになってますし」
前年度の3月に入ってから、こうやって何回もクラス編成会議をしていきます。
この会話のように、3クラスあるとなんとか編成できるのですが、2クラス以下になると、一緒にさせたくない生徒どうしも一緒にならざるを得ないことが出てきちゃうんですよ。
ましてや、1クラスしかない小規模校なんて、小学校1年生から中学校3年生までずっと同じクラス。
下手をすれば、保育園や幼稚園からずっと同じということもあります。
親が人間関係を構築するスキルを身につけておく
自分では変えられない現実に対して、いつまでもモヤモヤイライラしてても、何も変わりませんし、変わらないどころかストレスがたまるばかりで自分の健康まで害してしまいますよね。
いかに現実的な対応をしていけるか?
僕は、まずは親が円滑な人間関係を築けることだと思うんです。
親同士が仲悪かったり、悪口を言い合ったり、意地悪したりといったことをしていないでしょうか?
誰とでも仲良くなることは難しいですし、その必要はないと思います。
仲良くならなくてもいいから、いろんな人の考え方を許容できたり、人との違いを認め合ったりといったことができるようになっておくことは必要です。
そして、嫌いな人に対して『敵対心』を持ったり、『攻撃』をしないことが大切ですね。
これは、親同士の関係に限らず、職場の人間関係も同じです。
親が人の悪口ばかり言っていれば、間違いなく子どもは学校で友達に同じことをします。
まずは自分を変える努力からやってみることですね。
そのために、アンガーマネジメントやコミュニケーションスキルを学んでおくことは必須!
僕は最近、企業研修でアンガーマネジメントを含めた、人間関係構築や部下理解などのコミュニケーションスキルの研修をいただくことが増えています。
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