岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
孫は順調に育ってます。詳しくは孫育て奮闘日記親の期待に応えるな!子どもは元気に生きてればいいをご覧ください。
さて、このブログを見に来るかたが、どんな検索ワードで来ているのかがわかります。
なぜか昨日は『人のせいにする子どもへの対応』というのが多かったんですよ。
「うちの子は、自分が悪くても人のせいにする」といったお悩みを持たれたかたは、少なくないのではないでしょうか?
人のせいにする子どもは理由がある
子どもが自分の責任を人のせいにするというのは、何かしら、そうせざるを得ない理由があるはずです。
自分が悪いとわかっていても、親から強く責められるのを避けるために、人のせいにすることを生きる術としてきたかもしれません。
子どものできないことや失敗など、マイナスの部分に注目し、それを指摘されつづけてきた子どもには、人のせいにすることでしか自分を守ることができないわけです。
これ以外にも、親が人のせいにする口癖や態度を、子どもの前で見せていたということも考えられます。
「あなただけでなく、〇〇ちゃんだって悪いよ。」
「先生の教え方が下手だから、わかりにくいよ。」
こういう何気ない言葉を子どもは日々聞いていれば、いつしか同じような思考と口癖で対処していこうとしますよ。
子どもの問題は親がどこを見ているかが問題
子どもがこんなことになっていかないためには、まずは親が子どもをどう見て、どう関わるかが大切です。
ブログで何度も書いているように、できていなことや失敗など、マイナスの部分へ注目しないことが大切です。
マイナス部分へ注目すれば、親の口から出てくる言葉は決まってます。
「なんで、そんなことするの!?」
「まったく、困った子だね!」
「何度言ったらわかるの?」
「少しは、〇〇くらいやってよ!」
「お母さんは恥ずかしいわ!」
前々回のブログ無条件に子どもを認める!存在に価値があるから満たされるでも書いているように、子どもの存在を認めることができなくなってしまいます。
何かができないと認めてもらえない。条件をクリアしなければいけなくなってしまう。
これは子どもにとって、すごく重荷になってくるんですよ。
ある程度までは、自分の努力で条件をクリアできることもありますが、それもいつか限界がきますからね。
そうなると、自分ではどうしようもできないですから、誰かのせいにすることで条件をクリアするしかないわけです。
結局これって、親が子どもを追い込んでいるだけなんですよ。
子どものことで「問題だ!」と思うことがあれば、それは子どもの問題じゃないんです。
じゃあ何が問題なのか?
それは「子どもの、どこを見ているか。何を見ているか。」の問題だと僕は思うのです。
マイナス部分ばかり見すぎて、その子の伸ばしてあげるべきところや、その子のちょっとした細やかな気遣いに、気づけないでいるのではないでしょうか?
ここに気づけるようになれば、親子関係は劇的に改善されますし、子どももどんどん良い方向へ変わっていきますから。
子どものマイナス部分じゃなく、プラス部分へ注目しましょうね。
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