怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
一昨日の福知山市上豊富小学校へは、高速道路を使わず一般道で向かいました。途中、兵庫県の養父市を通るので、めったに来ることがありませんから、先月講演させていただいた養父市立建屋小学校へご挨拶に寄らせていただきました。
先月の講演後「こちらへ来られることがありましたら、いつでも寄ってくださいね。道の駅として利用していただいて構いませんから」と、校長先生の優しいお言葉をいただいてたんです。
だからお言葉に甘えてアポなしで、突撃隣の晩御飯的なノリで訪問。教職員の皆さんが「わあー!」って驚きと、喜びの声。「先生、ちょうどよかったー!上がって上がって!」と校長先生。
お母さんの前でアンガーマネジメントできた子どもが怒られた!?
講演の感想がそろったところだったようで、感想をいただきました。全校児童&保護者への講演でしたが、とっても嬉しい感想ばかり。そのなかでも、特に印象的だった感想がありました。
お母さんが「ガミガミ」うるさいので、手にかいてみたら、ちょっとおちついたんだけど、なにをかいているのときかれてそのことをはなしたら、よけいにおこられました。
この子どもがやったのは、『腹が立ったことを自分の手のひらに人差し指で書く』という、アンガーマネジメントのテクニック。
腹が立つと約6秒間は興奮状態なので、アンガーマネジメントでは6秒以上待ってから行動しましょうと伝えています。
だから一文字ずつ手のひらに、腹が立ったできごとを文章にして指で書くわけです。この子どもは、早速実践してくれたんですよね。
せっかくアンガーマネジメントできたのに、どうやらお母さんは講演に来られていなかったみたいで、こんなことになっちゃったんでしょう。
僕は講演に来られてない親御さんのために「必ず家で渡してね」と、子どもへ伝えた内容をまとめたプリントを用意します。ぜひ、じっくりと目を通していただきたいですね。
おじいちゃんへアンガーマネジメントを伝える孫
さらに、次の感想もよかったですね。
今日はおじいちゃんがきてないから、おこりんぼうなのでおじいちゃんにもつたえときます。
子どもの怒り方は、いっしょに過ごす時間の長い人の影響を受けやすいです。だから、家族の影響は大きい。
怒りっぽい人が家族にいれば、それが感情表現のモデルとなって、知らずしらずのうちに子どもは身につけていっちゃうんです。僕は父親の怒り方を身につけていたことが、自分が親になって気づきました。
だからこうやって、おじいちゃんにも教えてあげようって素晴らしいですよね。かわいいお孫さんから教えてもらえば、素直に受け入れやすいかもしれませんね。
アンガーマネジメントを家族全員で使うことができるようになるといいですよね。できれば、アンガーマネジメントを使わなくても穏やかに笑顔ですごせると、もっといいですけどね。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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