怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
高校入試も真っただ中ですが、大学入試も真っただ中。大学入試の場合、センター試験の結果で受験校をどうするかで悩みますよね。
2年前、次男の大学入試のとき、大丈夫だと思って安全策で受験した大学が合格できませんでした。結果、1年間一人暮らしをして予備校に通ったんです。
昨日のエフエムつやま78.0『いなっちの怒ってもええけど、でもな』でもそのことを紹介しましたが、以前のブログでも書いています。当時、次男のアパートに泊まったときのことをまた紹介しますね。
言葉の力で思考と行動を変えた子ども
次男のアパートに入って振り返ると、玄関の扉に何やら張り紙。
近づいて見てみるとこう書いてありました。「今日の私は絶好調」次男に張り紙のこと聞いてみました。
僕「あれって何?」
次男「勉強していると不安なこともあって、ユーチューブで不安解消になにかないかなあって探していたら、鴨頭嘉人(かもがしらよしひと)さんの動画を見て、これを張ることにした」
僕「へえ~、それでどうだったの?」
次男「絶好調を初めて貼って心で言った日は、なんだか不思議と不安も消えて、一日嫌な気持ちも全然起こらんかったんよ」
僕「すごいなあ」
次男「有名人やスポーツ選手だったら自分の評価は毎日他人からされるけど、俺のような一般の人は誰からも評価されないから、自分で自分のことを評価すればいいって。だったら、自分にとって一番元気の出るいい言葉を心の中で言ったほうが絶対にいいみたいなこと動画で言ってたから」
一人暮らしをしながら予備校通いの次男。センター試験も近づいていました。不安な気持ちになってもおかしくない時期。
でも次男は、言葉の力で『自分の思考は自分でコントロールできる』『思考を変えることで行動までかわる』ってことに気づいたんです。
大学を落ちたことが良かったと言った子どもに親は衝撃
さらに会話をするなかで次男はこう言いました。
「自分の身に起きたことが全てつながっている運命だったなって。失敗とか不幸とかなくて自分にとって必要なことだったなあって」
「自分の身に起こることには、マイナスもプラスもなくて、それをどうとらえるかで不幸か幸せが決まってくるだって」
「だから、大学に落ちたことも良かったし、大学落ちなかったらこんなことに気づくこともなかったと思う。お金が余分にかかって悪いことしたと思うけど、俺には必要なことだったよ」
僕が19のとき、こんなこと考えたこともない。次男の発言に衝撃を受けました
子どもを信じて待って見守るだけで大丈夫
子どもはたくましく育つ力を持っています。親があれこれ心配する必要なし。
でも浪人すると、やっぱり金銭面考えます。さらに「今年も志望校受からなかったら?」と、当時は不安もよぎってましたよ。
でも、この次男の話でその気持ちは覆されました。どんなことも、自分に起きた出来事から学んでくれていたんですよ。
だったら、どんな道に進んでも次男は必ず学び成長してくれると確信できましたね。
親は子どもを『信じて、待って、見守る』だけで大丈夫。あとは、お金を稼ぐだけです。
受験生の子どもは日々勉強して自分を磨いています。親も自分自身を磨くために勉強してみませんか?
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