怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
我が家の末娘が一人暮らしを始めて3週間。ということは、妻との2人暮らしが始まって3週間。
世間では、「我が子がいなくなって夫婦だけの生活なんてー!」と言われるかたもいるようですが、我が家はその正反対。
妻も僕も伸び伸びとお穏やかに、そして二人の時間を楽しんでいます。
結婚24年でも夫婦が仲良くできるコツとは?
これは4年くらいまえのこと。帰宅してみると、我が家のプリンターが家電販売店のレンタルにかわっていたのです。
妻に聞くと「紙詰まりを起こして、自分ではとれないところだったので電気屋さんに持って行ったら、修理が必要って。もう、買い換えてやろうかって一瞬思ったし。仕事前に電気屋に行って、すごく忙しかったわ」と、かなり大変だったみたいです。
そうこうしているうちに、急に降り出したどしゃぶりの雨の中、当時高校生だった次男が帰ってきました。
「なんでまた、こんなどしゃぶりの中わざわざ帰ってくるかなあ」と妻は言いながら、次男のカッパをハンガーにかけていました。
さらに妻は「娘を英語教室へ送っていく車の中で急に『明日運動会の練習に手ぬぐいがいる』なんて言うから、送った後わざわざ買いによってさっき帰ってきたから、まだ晩ご飯の準備できてないのよ。まったく、もっと早く言って欲しいわ」と、イライラ感がすごく伝わってきます。
僕も当時は教師だったので、仕事でかなり疲れて帰って来て、とりあえず座ってルービーを飲んでました。
すると、ネットで注文していた本が届いていたので、包装紙を破って本を出してとりあえず、包装紙はあとで捨てようと思って床へ置いていたんです。
すると、そこを通りがかった妻が一言「こういうものはゴミ箱に捨てておくのよ」と。ゆっくりルービー飲みたかった僕は一瞬、イラッとしました。
思わず「後で捨てるつもりだったんだけど!」と反射的に言いそうになりましたが、ちょっと待て、今は妻の心のコップは、今日のプリンターのことや仕事の疲れ、娘の送りにてぬぐいの買い物で、ネガティブな第一次感情がかなりたまっているって直感したのです。
『なにも言わないでおこう』とすぐに決定。
自分は仕事から帰ってきてすぐに座って、ルービー飲んでゆっくりさせてもらえているんだから、妻に感謝しなきゃいけないよなあと。
これも、アンガーマネジメントのおかげです。その後の夕食は穏やかな気持ちで食べることができたんです。
ちなみに、ここまでの文を読んだ妻が「こんな状況で、あなたが文句を言ってきたら、私は爆発するわー!!」と言いました。やっぱり何も言わなくてよかったです(*_*;
親は子供の心のコップを気にしておけば役に立つ
『心のコップがどういう状態なのか?』を、アンガーマネジメントを習得して、凄く意識するようになりました。
これは、夫婦関係だけでなく、親子関係でも同じです。
思春期の子どもが家に帰ってきて、「おかえり」と言っても不愛想にスルーされることもあります。
「ただいま、くらい言うもんだよ!」と怒ってしまうのか?
もしかして学校で何かあったのかもしれないから、ちょっと様子を見ておこうと冷静に対応するのか?
これは大きな違いですよね。アンガーマネジメント学んで、他人の心のコップも自分の心のコップも、いつも気にしておく癖をつけておきましょう。
親がアンガーマネジメントを子どもへ教えられるスキルを習得しておくこともオススメです。GWにいかがですか?
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