怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
一昨日は佐賀市にある(株)ぷれしゃす(療育サポートセンタークレア)様主催の『アンガーマネジメントで変わる自分との向き合い方』で登壇させていただきました。
お昼休みを入れて計5時間。アンガーマネジメントだけでなく、交流分析のエゴグラムなども入れ、自分とじっくり向き合っていただきました。
自分のズレと他人のズレを減らすこと
自分って知っているようで知っていないんです。だから、セミナーの最初に取り組んでいただいた『私は______です』。
『私は______です』を20個書いてみてください。
僕だったら、「私は講師です」「私は元中学校教師です」「私は人を楽しませるのが大好きです」など・・・。
こんな感じで思いつくままに書いていきます。
自分の仕事や立場など『外から見られている自分』を中心に書いている人、自分の性格や好みなど『内から見ている自分』を中心に書いている人。
同じワークをやっていても、人それぞれ自分のとらえ方が違いました。
そして隣の人と比べて、「そうか!そういう自分の見方もあるんだ!」って気づかれる人も多かったように見えました。
『ジョハリの窓』という自己分析で使う心理学モデルを例にして説明しました。
大切なことは『自分と他人のズレを理解し、ズレの原因を探り、他人の認識を受け入れることが大切』なんですよね。
自分は「〇〇な人だから」と自分を決めつけるのではなく、「あなたって〇〇なところもあるよね」と言われたら、そういうところもあるんだ自分ってと新しい自分を知っていくことなんです。
自分は知っている『私』、他人は知っている『私』、これを『解放の窓』といいます。
『解放の窓』が大きい人は、自分の内面や能力などを自分だけでなく他人が分かるように自己開示できています。
だから、他者と良好な人間関係を築いていきやすいのです。
『解放の窓』が小さい人は、「あの人って難しい人だ」「あの人って何考えているのかわからない」と他者から思われがちになるんですよ。
アンガーマネジメントは自分が幸せになるために使う
さて、長丁場のセミナーでしたが、受講された皆さんからのダイレクトな反応があり、終始とっても良い笑顔が印象的でした。
感想の中でとても印象的なものがあったので、紹介します。
とても楽しい講義でした。
ストレスフルな毎日の中でたくさん笑うことができました。
チリもつもれば山となるで、ささいなことも積もっていてストレスのコップが満タンになっています。
子どもや家族に対してもブレずに接していきたいと思いつつ、自分の余裕しだいだなと改めて感じました。
「変えられない現実を受け止めて、現実的で具体的な対処を考える」というところで、いつもクレアの皆様の力を借りながら頭の整理をしている自分がいます。本当にありがとうございます。
いなっち先生が言われていた〝私が幸せになるため〟には仕方ないこととしてとらえ、〝今何ができるのか〟前を向いていこうと思います。
素晴らしい気づきです。
アンガーマネジメントは、今、そしてこれからを『私が幸せになるため』に、今起きた出来事も前向きに『今できる現実的な対処』を考えていくことなんですよね。
『前を向いていこう』という言葉がとても印象的です。
さらに、こんな感想も!
先生が千鳥のノブみたいで、とってもおもしろかったです!
ありがとうございます。とっても光栄です!
『クセが強い!』岡山弁も活かして、これからもさらにグレードアップしたセミナーを全国展開していきますよ!
主催の『株式会社ぷれしゃす』様、共催の『NPO法人笑顔いっぱい』様、『NPO法人くすの木』様、『ココロテラス』様、大変お世話になりました。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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