怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
『好意の返報性』とか『返報性の法則』ってご存知ですか?
何度かブログでも書きましたよね。
好意を持って接すれば、好意で返ってくる可能性が高くなるということですね。
昨日は、津山市にある天台宗永案寺婦人部の皆さんへ、『笑って楽しく学ぶ!脳の活性化と幸せに生きるコツ』という講演をさせていただきました。
普段はアンガーマネジメントの講演が多いのですが、今回はそうではなく、人と人の関係をより良くするコミュニケーションのコツや脳の活性化につながるシナプソロジーの体験を入れたものです。
シナプソロジーについてはこちらをご覧ください。
➡失敗したほうが笑顔になれる?失敗を恐れない大人に成長するコツ
特にシナプソロジーでは、笑って笑って笑って、とにかく皆さん笑顔で楽しく体験していただきました。
講演の最初にこう言ったんです。
「今日は、なんとまあー!こんな素敵な〝女子会〟に呼んでいただき、誠にありがとうございます。」
すると皆さん大笑い。でも、なんだか嬉しそう。
「婦人部の会に」なんて言っても喜んでくれませんが、ほんの少し言葉を変えるだけで喜んでくれます。
これもまさに、好意を持って相手に接する『好意の返報性』ということ。
好意を持って接すれば、好意で返ってくる可能性が高くなります。
その後の流れも、スムーズに楽しく流れていきました。
子どもは親から喜んでもらいたいから手伝いをする
さて、子育ての場面で、子どもへ好意の返報性で接していますか?
そのことについて、以前妻が書いたブログがあるので紹介しますね。
いなっちの妻です
今日は『家でのお手伝い』
私がある中学生に「毎朝4人分の水筒の用意するの大変!」と言ったら
「私は自分でお茶いれてるよ!親は大変なんだから入れるの当たり前じゃん!」と言い返されました。
なんてよく出来た子だろうって思いませんか?
「私は家で手伝いしています!」と言う子ども。
恥ずかしながら、うちの子の小中学生時代とは大違い(*_*)
ただ、残念なのは「そんなに手伝いやってるの?!」と思う子ほど・・
キツイんですよ!
言い方や表情が(ーー;)
そしてさらに残念なことに学校では
・他の子に上から目線で指図する
・要領の悪い子に対して厳しい
・よく不満を言う
さらには、気分の浮き沈みが激しかったり、体がだるかったり、心身の異常が出てくる。
せっかく家でよく頑張っているのですが、心の中に「やらされ感」や「自由を奪われた感」が大きくて、
「自分がやりたかった事を中断させられる」「疲れているのに休ませてくれない」
といった不満を溜めていることがあります。
さらに、「本来なら親がやることまで押し付けられている」と感じている子もいます。
こうなってしまうと、自分の仕事をほかの人に押し付けることを覚えてしまい、下級生にも優しくできません。
子どもの頑張りを認めることを忘れてはいけない
子どもが家事を手伝うことによって、家族に喜ばれ貢献感を感じたり、自立に向けて手伝いから学ぶことは大切です。
でも、
・負担が大きすぎないか?
・子どもに甘えすぎていないか?
・子どもに対し感謝の意を表しているか?
親は確認する必要があると思うのです。
好意の返報性(へんぽうせい)といって
・自分に好意的なことをしてくれる
・自分を高く評価してくれる相手にはお返しをしたくなる
こういった心理作用があります。
自分のために頑張ってくれている家族、自分の頑張りを見守ってくれる家族、そんな家族のためなら子どもも自分なりに出来ることを考え
、お返ししたくなるでしょう。
そんな親子関係を作っていきたいですね。
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