教師をしていたとき違和感を感じていたこと。
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
マンション住まいになって居住者の人とすれ違うことがあり、僕は「こんにちは」とあいさつをしますが、会釈だけの人もいるんですよね。
そのことを妻に言うと「一人暮らしの人から家族住まいまでの幅広い賃貸なら、そんなもんだと思うよ」とのこと。
なんだか寂しい気持ちもしますが、一人暮らしの人からすれば、セキュリティー面で考えるとそうなっちゃうんでしょうね。
そんな『あいさつ』のことで、今回は僕が教師時代に思っていたことをお伝えします。
部活動の顧問には大声であいさつできる子ども
それは、部活動での『あいさつ』について。
学校で普段すれ違うとき、僕から「おはよう」って声かけなきゃあいさつしない生徒がいました。
ところが、部活動の顧問の前では
「おはようございまーす!」と、人が変わったようにハキハキ大声。
なんじゃそれ!?部活動であいさつできて、普段はできない?おかしいじゃろ?
僕は違和感しかなかったです。
でもこれって、わりとあるんですよ。カリスマ的な顧問や威圧的な顧問、またはガミガミ口うるさい顧問の部活動で。
顧問としては礼儀を身につけさせようとしているのかもしれません。
ところが、子供たちは顧問に絶対服従なので、とにかく言われるがまま。
顧問の前では、お気に召さないことはやってはならぬ。
ご機嫌をうかがい、顧問が気持ちの良いためのことをする。
だから、顧問のための礼儀であって、普段の生活には活かされない。
もちろん、顧問も正しいこと言います。
「おまえら、普段の学校生活でもちゃんと挨拶しろ!」
だから顧問が見てそうなところでは、他の教員へ挨拶します。
でも、そうじゃない所では・・・(笑)
こういう礼儀って、ニセモノです。
「あいさつしなさい!」って言われて、気持ちの良いあいさつができるのでしょうか?
僕はそんな強制されたあいさつより、「先生、〇〇〇ー!」のほうがいいです。
それはどんなあいさつなのか?
次のページへ続く。
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