怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「夫婦喧嘩をするのは時間がもったいない」
昨日見ていたテレビで、出演していた男性の奥様が言われた言葉。
「そうなのよ。そこをわかってないから、世の中ではちょっとしたことで夫婦喧嘩しちゃうのよ。この人は、賢いね。」
と、妻がテレビを見ながら言ってました。
アンガーマネジメントで変えられないことに怒らなくなった
僕もアンガーマネジメントを学んでからは、怒る必要のないことに時間とパワーを費やすことがずいぶんと減ったなあと思います。
特に、子育てに関しては、子どもへちょっとしたことでイライラをぶつけたりすることが、ほぼなくなりました。
腹の立つ出来事が起きたとき、『怒る?』『怒らない?』を自分で選ぶんだという責任を感じます。
どちらを選んでも、『後悔』をしないようにする。
この気持ちがとても強くなりましたね。
さらに、その出来事は自分の力で『変えられる?(コントロールできる?)』『変えられない?(コントロールできない?)』を考えるクセが身につきました。
変えられると思うなら、できるだけ早く行動に移しますし、変えられないなら、変えられない現実を受け入れた上で、今何ができるかを現実的に考えるようにしています。
ところが、それでもたまに、この意識が薄れてしまうことがあるんです。
子供を変えるより、親が関わり方を変えたほうがいい
昨日、講演が始まる前の準備中、いつも使っているレーザーポインター(まだ使い始めて半年ほど)でパワーポイントの動作確認をしたのですが、何度やってもスライドショーが動かなかったんです。
仕方なく、予備で持っていたものを使いましたが、家に帰ってもう一度試してみても、やはり動いてくれない。
「なんで動かんのかなあ!まったく腹立つわ!」
と、ブツブツ言っていると妻が
「はいはい、怒っても直らないんだから、新しいのを買いなさい」
「修理も時間と費用がどれだけかかるか分からないし、時間がかかったら不便でさらにイライラするよ。」
すぐに僕のイライラを上手に変換してくれました。
『変えられない』ことに対して、イライラしている時間がもったいないですよね。
だったら、さっさとネットで新しいレーザーポインター探すことに時間を使った方がいい。
おかげで、僕はすぐにネットで注文しましたよ。
壊れたレーザーポインターに怒っても変えられない、それなら現実を受け入れて、今できる対処法を考えたほうが、どんなにいいことか。
これは、夫婦間に限らず、子どもに対しても同じだと思います。
子どもは『変えられない』『コントロールできない』にまず入れておくこと。
以前にもブログでも書きましたが、
健全な人は相手を変えようとせず、自分が変わる。
不健全な人は相手を操作し変えようとする。
親が子どもへ関わる時の姿勢は、これが大事だと思います。
子どもをなんとしてでも変えようとすることに時間を費やすよりも、親自身が子どもへ対する関わり方を変えればいいんです。
じゃあ、どうすれば親は変われるのか?
僕の講演には変えるための情報が満載ですよ。また、以下の一般向け講座でも同様の内容に触れることができますよ。
お問い合わせ、お待ちしてますね!
一般向け講座のお知らせ
6月16日佐賀市➡アンガーマネジメントで変わる!自分との向き合い方
6月18日津山市➡感情コントロールと 職場コミュニケーション術
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