宿題しなさい は百害あって一利なし。
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「 宿題しなさい !」「勉強しなさい!」
あなたは「〇〇しなさい!」と言われて、心の底からやる気がおきますか?
僕の本にも書いていますが、「宿題しなさい」を言わなくて驚きの変化があった親子を紹介します。
購入はこちら➡信じて支える やりすぎない子育て
宿題しなさい と言わなかったらどうなった?
倉敷市の某小学校で講演させていただいたときの感想が届き、つぎのような嬉しい感想がありました。
途中、思わず涙ぐんでしまいそうになるぐらい、とっても心にささる内容でした。
それをとても楽しく途中笑いながら聴くことができ、時間があっという間でした。
私の子育ては反省することだらけだったので、今日から1日でも早くこの内容を実践しなくては!!と思って家に帰りました。
今日はここ数年(子どもが物心ついて以来初めて)怒らずに過ごしてみました。
「宿題やりなさい!」も言わずにガマンしてみました。
そうしたら、やらないまま本人は寝てしまいました。
でも、長い目で見たときに、大人になってからのことを考えると、何でも私が口出ししない方がいいのだと今日はイライラせずにいます。
本人が自分で気がついて「自己実現の欲求」に従って行動できるように、私は無条件の愛を注いでいこうと思います。
このお母さんは家に帰られて、早速実践されたようです。すばらしい!
宿題のことを言わず、子どもがやっていなくても何も言わずに過ごすなんて、すごい覚悟と変化ですよ。
長い目で見たとき、あれこれ口出しをして無理やりさせるよりも、宿題をやっていかなかったことで子ども自身が不都合を経験させたほうがいいんです。
でもこれを言うと、「宿題やっていかないことが当たり前になって、不都合を感じるどころか平気な状態になってしまいませんか?」と言われる方もいらっしゃいます。
それならそれで僕はいいと思います。だって宿題やっていかなくても、平気でいられる強靭な心の持ち主なんですから。
長い人生の中で少々の困難があっても「大したことない!」って乗り越えていけますよ。
宿題ができたとかできないとか、それよりもこのお母さんが書いているように、親はあるがままの子どもの存在を認め、無条件に愛していく。
この姿勢が一番大事なことですね。
それができないって言われる人は、きっとどこかで子どものことを信じることができていないんです。
子どもの人生を子ども自身に任せられてなく、常に子どもの人生へ足を突っ込んで、親がコントロールしようとしているんですよ。
いい加減にそれはやめたほうがいいです。
講演でいつもお伝えしていますが、「子どもの人生は子どものもの」「親は子どもの人生にレールを敷いてはいけません」ということ。
宿題せずに寝た子どもに驚きの変化が
それから、今回紹介したお母さんのように、まずは実践してみるということが大切。
良くも悪くも人は現状維持をしたい生き物ですから、少しでも今までとは違ったことを行動しない限り、いつまでたっても今までの自分のままです。
だから講演でいろんなこと学んでも、ただ単に知っているだけで行動に移していなかったら全く意味がありません。
知っていても使わなきゃ、知っていないことと同じですから。
今回感想を書かれたお母さんは、講演の内容をすぐに実践に移して使おうとされています。
そしてそれが翌朝、驚きの結果となって表れたのです。
感想用紙は講演の日に書かれたようで、翌朝の驚きの結果が感想用紙の余白へ追加記入されていました。
翌朝、自分で早起きしてやっていたので、効果てきめんでビックリしました。
なんと!前日に宿題をせず寝てしまったお子さんが、自分で早起きして宿題をやっていたのです。
子どもは自分で成長する底知れぬ力を持っているんですよね。
あれこれ親が言って無理やりさせるより、こうやって自分からやろうという気持ちにさせるほうが良いと思いませんか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応