怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【子どもは親に気を遣わなさすぎるくらいでちょうどいい!】
4月から家から出て一人暮らしをしている専門学校生の娘。
ここ数日、娘からLINEも電話もなく、何も音沙汰無し。
まあ娘から連絡来るときは、決まって『お金』の請求。
「何も連絡がないってことは、彼氏と仲良く楽しくやっているんじゃろうなあ」
と、妻と話をした翌日だったか?妻へLINEが来ました。
母親に気を遣わず仕送りをせびる娘
娘「千円だけ入れてほしい・・・」
妻「あと一週間あるけど(毎月の仕送りを入金する日)1000円でなんとかなるん?」
娘「足りないかも(笑)」
妻「明日いくらか入金するから頑張れ」
この日はとりあえず、これでやり取りは終わり。
ところが翌日、妻は頭痛がひどかったので、銀行に行くのをもう一日遅らせていいかどうか、娘に聞いてみました。
妻「入金が明日になったらヤバイかな?」
娘「今日はできんのん??」
妻「できんことはないけど頭痛がして、明日の方が動きやすい」
娘「あら」「うーん」
妻「でもかすみが全然お金ないなら、母さんは頑張るよ」
娘「ほんと?じゃあ、頼みたいな」
このやりとりを妻から教えてもらいました。
「お母さんが頭痛って言っとるのに、それでも入金させるんか!?」
と、僕は言いましたが、僕も妻も「娘らしいなあ」って笑って過ごしました。
きっと読者の皆さんは「娘に甘ーい!」って思ってるでしょう?
でも、子どもは親に対して、これくらいでいいんですよ。
子供に怒るよりも許して助け合う方がいい
前回のブログ不登校を減らすには?ヘルプを言える子供と親を育てることで、子どもがヘルプを言えることが大切だと書きましたよね。
カウンセリングに来られる人には、大人になってヘルプを出せない人が多くいます。
そういった方は、子どもの頃から、「自分のことは自分でやってきた」「親から努力を強いられてきた」「人に頼らず自分で頑張り続けてきた」「結果を常に求められてきた」という人が多いです。
親に気を遣いながら生き続けるよりも、親に本音をサラッと言える方が安心。
それに今回のLINEのやりとりを見返してみると、娘なりに気を遣ってますよ。
だって「1000円だけ入れてほしい」だなんて、可愛いじゃないですか。
悪いなあって思っている証拠です。
でもお母さんが頭痛なら、気を遣うべきだろうって意見もあるかもしれませんね。
本当にしんどくて動けないなら、妻も断固として断ります。
そうなると娘もあきらめると思いますよ。
まあ、今回は妻の代わりに僕が銀行に行ったんですけどね。
妻は「ありがとう(^^♪私も娘も助かったわ!」と言ってくれました。
娘からも「ありがとう(^^♪謝謝」とLINEがきました。
困った時は家族で助け合ったらいいんですよ。
「まあ許せる」と「絶対に許せない」の線引きをハッキリさせておけばいいだけですね。
これはアンガーマネジメントで必ず伝えていること。
さらに「まあ許せる」は、子育てでは子どもに対してできるだけ増やしておくこと。
今回のような出来事も、「まあ許せる」が少ない人だったら、きっと子どもへイライラしたり、怒っていることでしょう。
怒る必要のないことは怒らない。
そうすることで、お互い穏やかに過ごせますからね。
子どもが元気に一人暮らししてくれていれば、我が家はオッケー!
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