怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は某企業様から依頼いただいたハラスメント研修でした。時間に余裕を持って現地へ入るようにしているので、コンビニの駐車場に車を停めて資料などを再確認していたんです。
すると駐車場に入ってきたバイクから降りてきた青年が、僕の顔をじっと見ながら歩いて来たのです。
教え子との再会で尻を触られた元教師
僕「あっ!◯◯!」
青年「あっ!稲田先生じゃないすかー!」
まさかまさかの偶然の再会。青年は近くの大学へ通っている大学生で僕の教え子だったというわけです。
大学のことなどいろいろと話を聴かせてもらいながら、そろそろ時間なので行かなくてはいけないことを伝えると
「久しぶりに先生のケツをこんなところで触れるとは!」
と、僕のお尻にタッチしてくる教え子。
「この後、セクハラやパワハラ研修する講師が尻を触られていたら、知らない人が見たらセクハラ受けているって勘違いされるがな。ハハハ」
と、僕も楽しんでます。
この会話だけを読むと、「何?どういう関係?」とか疑問も湧いてくるかもしれませんが、中学校勤務当時、彼とはそういう冗談で普段からスキンシップをとってたんです。
子どものあるがままの存在を認める大切さ
自分のお子さんが先生のお尻を触るなんて、とんでもない!
そう思われるかたもいらっしゃるかもしれませんね。でもこの教え子の親御さんはこのことを知ってますからね。
以前、親御さんへお会いしたとき
「先生、いつも息子が失礼なことばかりしてすいません」と言われたので
「いえいえ、彼とはいつも楽しくスキンシップ取ってますよ」と返すと
「息子はいつも先生のおかげで楽しく過ごせていて、ありがとうございます」と言われました。
子どもが勉強や部活動以外で、楽しみが学校にあるほうがいいですよね。それは友達関係だったり、先生との関係だったり。
先生へ冗談が言えたり本音が言える先生の存在は大きいと思います。
それでは先生と生徒という礼儀が育たないと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は違うと思います。
今回紹介した教え子も、中学生の時からまじめに礼儀正しくすべきところはとても自然にできていました。
前回のブログ子どもを責める質問はNG!子育ては原因追及より解決志向でで書きましたが、子どものできていない部分に注目するより、できている部分へ注目したほうがいいんです。
・学校で稲田先生のお尻を触るなんて失礼だ
・稲田先生とはいつも楽しく過ごさせてもらえてありがたい
どちらに注目するかで、大きく違ってきますよね。
子どもが先生の前で自分らしさを出せる。そんな先生が一人でも学校にいてくれれば、親としても安心して過ごせると思いませんか?
何かができるから先生が褒めてくれるのではなく、あるがままの『存在』を認めてくれる。それを実感できれば、子どもは自信を持って前へ前へと進んでいけます。
それは、教師だけでなく親も同じ。子どものあるがままの『存在』を無条件に認めてやることですよ。
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