岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
自分の存在価値を感じれば、自然と他社貢献ができる!
孫を見ると、だれもが喜びを感じます。
それは、存在してるだけで価値があるから。
このことについては、孫日記の子どもの存在に価値がある!無条件で認める大切さへ書いていますのでご覧ください。
さて、これ以外にも存在価値について、以前のブログで書いていたことを紹介しますね。
心が満たされていないと押しつけがましい気持ちになる
夫婦でも親子でも、お互いのためになにかするとき、この言葉を言ったりおもったりするとロクなことにならないです。
「こんなに自分はしているのに」
『のに』がつくと、以前のブログ夫婦も親子も上司と部下も使える!返報性の法則とストロークで書いた『返報性の法則』の好意を持って接することになりませんから。
僕は若いころ、妻に対しては『のに』ばかり言ってましたし思ってました。だから、ケンカになることも多かったし、妻から怒られることもよくありました。
でも我が家の子どもたちは違います。特に次男は。以前こんなことがありました。
当時高校1年の娘が冷蔵庫内にジュースをこぼしたままにしたとき。それを当時高校3年の次男が拭いていたんです。
僕「すまんなあ。妹の尻拭いばかりさせて。」
次男「別に尻拭いと思ってないし。。」
僕「じゃあ、兄としての義務感か?」
次男「そんなんじゃなくて・・・う~ん」
しばらく次男は考えて
次男「やりたいからやってるだけだよ。」
僕「おおー!また名言がでたなあ。」
と、まあこんなやりとりが2年前の夕食後にあり、僕は『のに』がつかない次男の言葉に感動したのです。
義務感でもなく、ただやりたいからやっている。
こんな純粋な気持ちに僕はなったことがあるのか!?父親として恥ずかしい気持ちになりました。
次男のこういった気持ちに僕も刺激を受けて、妻へ対してなにかするときも「してやったぞ!」という気持ちがだんだんと出なくなりました。
若いころはバリバリ出していたんですけどね(笑)
「してやったぞ!」って気持ちが強かったときの僕は、結局自分自身が満たされていなかったのだろうと思うんです。
心が満たされていないと、押しつけがましい気持ちになるんですよ。
自分の心を満たしたいがために、妻に何か行動しても、それは自分を褒めてほしいからやっているだけだったんでしょうね。
自分自身の生活が本当の意味で満たされている今、心に余裕が生まれ、妻に対しても自然に何か行動をすることができるようになりつつあるなあって気がします。
存在価値を無条件に認めることが心の土台
さてさて、うちの3人兄妹は今でもメチャクチャ仲いいんです。
当時、次男と長女は同じ高校に通っていたのですが、校内ですれ違うときにお互い手を振ったりとか、雨の日に二人で傘に入ったり、家でも二人でいろんな会話していました。
娘もまだ彼氏がいないときでしたからね(笑)
その後、彼氏ができてまさか今ではママになっているとは!?
(同じ方向向いて昼寝が微笑ましい)
当時は兄妹の微笑ましい姿を見るのが、僕たち夫婦の癒やしの時間だったことが懐かしいです。
今回紹介した次男との会話の後、娘とこんな会話をしました。
僕「こぼしたジュース、和くん(次男)が拭いてくれてたよ。」
娘「うん。いいんじゃない。」
なんとものんきな返事。やれやれですが、次男は自主的にやっているようですし、これでいいんです。
次男も「妹がいて良かったと思う」と言っていたので、次男にとって妹の存在は大切なんでしょうね。
家族であれ他人であれ、自分を慕ってくれる人の存在はありがたいです。
そこには、相手の『存在価値』を無条件に認めてくれているという、どっしりとした『心の土台』があるからなんですよね。
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