岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
『子どもの人生は、子どものもの』って、思えますか?
孫の成長も順調で、生まれてから今日で10日となります。
孫日記、祖父と書いて実感!孫のおかげで穏やかに過ごせるもどうぞご覧くださいませ。
子どもが学生で妊娠することを許せますか?
僕のブログや孫日記をご覧になられているかたの中には、次のようなことを思ったことがありませんか?
「19歳で学生の娘さんが妊娠だなんて、我が家では考えられないわ!」
「いなっち夫婦は、子どもに甘すぎるんじゃない?」
おそらく、少なからずこういった思いを抱いたかたはいらっしゃると思うんですね。
それはそれで、すごく当然なことだろうと思います。
僕たち夫婦をすごいって思われているかもしれませんが、全然そんなことないですよ。
娘の成長のなかで、「えー!?なにそれー!」「そうなのー!?」といったことが、幼い頃からずっとありました。
だから、僕たち夫婦は娘の行動にある「えー!?」ということに対して、疑問もあったし、理解できかねることもあったんですよ。
でもそれを否定すれば、娘の存在自体を否定することになってしまいます。
僕たちは、娘のありのままを受け入れることしか、できることはなかったのですよ。
結果的にそれでよかったと、本当に思います。
「娘に甘い」と思われるかもしれませんが、僕たちはそうは思いません。
妊娠したことは、娘夫婦にとって「しまった!」という反省はあるでしょう。
でも、それからの娘夫婦は二人でいろいろと考え、我が子のために精一杯のことをしているんだなあってことが伝わってきました。
自分で稼げるようになって子どもを産むというのが、世間の道理なのかもしれませんが、その通りになれば子どもが幸せに育っていくというわけでもないですよね。
どんな状況でも、子どものことを精一杯考えて愛情を注ぐのであれば、それが一番子どもにとって幸せなことだと思います。
子どもを一人の人として尊重すること
子どもが起こす出来事を、親はどう受け入れるか?
アンガーマネジメントでいえば、子どもが妊娠したというのは『変えられないこと』。
さらにその出来事は『重要なこと』ならば、『変えられない現実を受け入れて、具体的な対処を考える』ということが大切なのです。
『変えられないこと』なのに、いつまでも愚痴や嫌味を言ったり、イライラしたりするのは不健康ですし、不幸せになっていくと思います。
親はついつい、我が子を『変えられること』と思いがちですが、それは違いますし、子どもを変えるということは絶対にやってはいけないことだと思います。
それは子どもを『支配する』とか『コントロールする』ことだから。
子どもの将来のためだからというのは、これは親のエゴです!
でもまだ子育てするには力不足な娘夫婦ですから、サポートは必要です。
それは娘夫婦の考えを無視して、すべてやってしまうのではなく、話し合いながら、僕たちにできることは何かをやっていくだけなんですよ。
そうすることで、子どもの人生にまで親が足を突っ込んでいくことを避けることができます。
子どもを一人の人として尊重し、縦の関係ではなく、横の関係で接していくこと。
それが、親子が健全な関係でいられる秘訣ですよ。
子どもの人生は、子どものものなんです。
それは、子どもを甘やかしていることとは別世界のこと。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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