怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
始業式から帰って来たお子さんの様子はいかがでしたか?
担任の先生が気になるという親御さんも多いことでしょうね。
我が子のことで心配なことがある親御さんは、今まで関わったことのない先生が担任になるとすごく不安になります。
そんなときは、早めに担任の先生へ子どものことを理解してもらうために、直接会って話をしたほうがいいですよ。
そのためにはこちらのブログも参考にどうぞ➡先生に子供を理解してもらうコツ!要望を伝えるのはクレーマー?
子どものことで要望を伝えるのはクレームではない
でも、自分の子どものことでいろんな要望を伝えると、学校からクレーマーと思われるんじゃないだろうか?
こんな不安もあるかもしれませんね。
ちなみにクレームとは?
購入した商品・サービスに意見や不満をもつ顧客が、それを提供した企業に対して問題点を指摘したり、苦情を述べたり、損害賠償を要求したりする行為。または、その内容のこと。
引用:コトバンク
そもそも学校という教育活動の場には『クレーム』という言葉はふさわしくないなあと感じます。
『クレーム』というのは、売り手と買い手の間でやりとりする内容なので、学校で行っている教育活動に対して苦情を言うこととは違うんじゃないかなと。これは僕個人の考えですからね。
特に、不登校のお子さんや発達に凸凹のあるお子さんを持たれている親御さんは、何よりもまずは担任の先生に理解してもらいたいでしょう。
・子どもが学校へ行きたい気持ちが出ていたから、少しでも行きやすくなるサポートをしてほしい
・我が子の特性について学校に理解してもらいたい
こういった親の要望は、苦情なんかじゃなく大切な情報です。親と学校が『情報を共有する』ということですよ。
一時期、あまりにもモンスターペアレントのことが話題になったので、良識ある親御さんのほうが学校へ要望を言うことにビクビクしているかもしれませんね。
親と学校が足並みをそろえて子どもの成長を見守る
学校が困るのは、理不尽な要求をされることなんです。
幸い僕は教師時代に理不尽な要求をされたことはありません。でも知り合いの先生からは、そういった話を耳にしたことがあります。
朝8時に校長室へ怒鳴り込んで、夕方の5時までずっと怒鳴り続けた人がいたとか。
毎日のように、夜中だろうと構わず電話をかけて文句言いまくる人がいたとか。
もちろん、そういう人も我が子のことが可愛いんです。ただし、マナーや表現の方法が間違っているということ。
ですから、学校へ要望を伝えるときは、マナーや表現を間違えなければ問題ないです。
心配しなくていいですから、新年度の新学期が始まったら早めに連絡とって、学校へ足を運んで担任の先生と話をしておきましょう。
もし可能であれば、子どもに関連のある先生(学年主任、相談室担当、特別支援コーディネーター)といった先生にも同席してもらっておくといいですよ。
子どもの成長に親と学校とが足並みそろえて関わっていけば、必ずといっていいほど良い方向へ物事がすすんでいきますからね。
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