怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
高校入試の時期ですよね。岡山県では私立高校入試が近づいています。
受験生の子どもへ声をかけるときに、親として気をつかうことも多いのではないでしょうか?
風呂へ行かない娘にイラッとしたけれど言わない
受験生ではないですが、我が家で以前こんなことがありました。
21時過ぎていてまだ呑気にテレビ見ていた娘。呑気にテレビ見るのは、土曜日だからべつにいいんです。
ただ、時間がもう21時すぎてたので「風呂にそろそろ行かない?」と、言っただけなんですが、「わかりきったことを言われるとやる気が失せる」って言われたんです。
なっ!なぬー!?そんなに嫌な言い方したか?ちょっと、イラッ!「お父さんはそんなに強い言い方してないけど・・・」と、とりあえず言いましたが、それ以上は僕は言わない。言ったらろくなことにならないので、今までの経験から僕はもうやめました。
これはアンガーマネジメントのおかげです。目の前の出来事にたいして、自分で変えられるのか?変えられないのか?を考えるんです。
娘は変えられない。それならば、変えられない現実を受け入れる。
受け入れたうえで、現実的にできることはなにか?
『娘にまかせる』ってことになったわけです。
だから結果的に娘はすんなりと風呂へ入り、何事もなくすぎていったのです。
子どもがイライラしているときは、そっとしておく
イライラしている人の土俵へ乗るのは、無駄な相撲を取るだけ。勝っても負けてもどちらかが嫌な気分になるとわかっていたから、やめておいたんです。
それはやはり大正解。しばらくしてから、娘も気分を害することなくすんなりと風呂へ行きました。
子どもは子どもなりに考えてるんです。わかっていないようで、実はわかっているんですよね。
そこを親が言えば「わかってるって!」という、ありきたりなセリフで反抗される。
でも、そのセリフ。親からすれば、腹が立つんですよね。「なんだと!誰のために言っていると思ってんだ!」みたいな、売り言葉に買い言葉。
その後は、お互いにイヤ~な気分で終わるという最悪の結末。だから、あえて僕はスッと引いたわけです。
「押してもだダメなら引いてみな」まさにそういうこと。子どもを信じて子どもに任せてみる。子育ては我慢の連続です。
でも、信じた回数子どもの成長につながる。僕はそう思います。
わかりきったこと言われると腹が立つのは、大人も同じですから。
先日、妻に何かを言われ「分かってるって!」と言った僕。
妻は僕に、「あなたが分かってるかどうかは、私には分かりません!」と言われました。チーン・・・。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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