怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
新年度、新学期、新しいスーツを着た若者を見かけます。そして我が家の娘も昨日は専門学校の入学式でした。
僕自身は、教師を早期退職して独立3年目となりました。詳しくはこちら➡教師生活24年最終日、アンガーマネジメント講演で人気の講師へ
3年目を迎えた今年は、新たな役職をいただきました。
岡山県青少年健全育成促進アドバイザーを受託
何をするのか?簡単に説明しますと
岡山県内に活動の本拠を置いている、青少年健全育成活動に取り組む各種団体に対して、その団体が開催する地域における講座、研修会又は講演会等に講師として派遣する制度。
その登録講師34人の中に、僕も入れていただくこととなりました。ありがとうございます。
この制度を利用すれば、講師の派遣にかかる費用や講師料は県のほうが負担してくれるという素晴らしい制度ですので、ぜひご活用くださいませ。
新学期は親にとってイライラが増える時期
さて新年度が始まる時というのは、親としては何よりも子どもの生活のことでの準備が大変です。
とくに入学準備。これは親にとってイライラや怒りの感情を生み出す原因にもなっていきます。
ブログでも何度も書いていますが、アンガーマネジメントでは『怒りは第二次感情』とお伝えしています。
怒りの裏には必ずといっていいほど、「疲れた」「悲しい」「寂しい」「苦しい」「辛い」「不安」「嫌だ」・・・といった、ネガティブ感情が隠れているんですよね。
心のコップに、第一次感情の水がたまりにたまっていけば、最後はコップからあふれ出す。
あふれだすと怒りに変わるから、怒りは第二次感情というわけです。
また氷山に例えると、怒りは海面に出ている氷山の一角。
実は、海中に隠れている見えていない氷山の大部分が、第一次感情。
子どもの入学準備で毎日ヘトヘトになれば、『疲れ』がたまります。
さらに、子どもが新しいクラスで上手くやっていけるのだろうかと思えば『不安』がたまります。
また子どものこと以外でも、新年度になって転勤や配置換えで、今まで慣れ親しんだ人がいなくなれば『寂しい』がたまります。
こういった第一次感情のたまりやすいこの時期だから、ちょっとしたことでもイライラして子どもへ怒りをぶつけてしまう可能性が高くなるというわけなんですよ。
怒りの連鎖を断ち切り子どもの未来へつなぐアンガーマネジメント
怒りは高いところから低いところへぶつけられやすいです。
強いものが弱いものへぶつけます。
上司が部下へぶつければ、部下は家に帰ってパートナーへぶつけ、ぶつけられたパートナーは子どもへぶつけ、その子どもは兄弟へぶつけ・・・。
人へぶつけられないときは、モノへぶつけたり、自分へぶつけることだってあります。
自分へぶつけることが多くなれば、自己嫌悪や自己否定をするようになってしまいます。
怒りはどんどんと負の連鎖を引き起こしていってしまうわけですよね。
子どもだろうが大人だろうが、負の連鎖に巻き込まれる可能性がありますし、特に弱い立場である子どもが犠牲になっているように感じます。
そんな『怒りの連鎖を断ち切る』ことを、僕の講演や研修に参加された人ができるようになればと思って活動しています。
僕一人では微々たる力ではありますが、子どもの未来をより明るいものに変えていく力になりたいですね。
先日も横浜市の某中学校の先生から「『大爆笑 アンガーマネジメント講演』で先生をネットで見つけ、ぜひ講演に来ていただきたいです」と、ご依頼をいただきました。
ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいね。
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