怒りの取り扱いアドバイザー・いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は、来年4月から香川県高松市の専門学校に進学することになった娘の住処を探しに、妻と二人で高松の不動産屋へ行きました。「おや?」って疑問はないですか?「娘はいっしょじゃないの?」って。
そうなんです。娘はいっしょじゃない。本人は以前から友達と遊ぶ約束をしていたので断るわけにはいかないとのこと。
でも私たち夫婦はこの日じゃないと都合かつかない。
だから再確認「じゃあ、お父さんとお母さんで決めてくるけど、えんじゃな?」。すると「部屋の壁は白色」と。まあ以前から妻が物件をネットで探して、場所や部屋の条件を娘と確認はしていたので、あとは親にお任せでいいようです。
思春期から青年期はアイデンティティの確立
移動中の車内で僕と妻は娘のことで、こんな会話をしました。
妻「一般的には高校生くらいになってくると女の子ってやせると思うんだけど、あの娘は逆で高校生になってプクプク丸くなって、私に似てお尻がでかくなったから『目立たない服装にしたほうがいいんじゃない?』って言っていうんだけど、『ヘヘ』って笑って流されるわ」
僕「年頃の女の子だと、外見をもっと気にするもんじゃけど、今の自分のままでいいと満足できていて、これがあの子のすごい強みじゃわなあ」
妻「それと、あの子の服のセンスが独特で・・。でもまあ、彼氏も今のままで不満はなさそうじゃし。一度彼に聞いてみたいわ。『うちの娘の何が良かったかって』」
思春期から青年期は『アイデンティティの確立』といいます。他者と自分との違いをハッキリ認識でき、『自分とは何者なのか?』を見つけていく時期。また異性との関わりも意識していく時期だから、外見とかはすごく気になるんですよね。
娘はすっかり『自分とは何者なのか?』を見つけて、自分に自信をもっているんでしょうね。自己肯定感高いんですよ。自分が高校生の頃と比べたら、すごくうらやましい。
親は子どもへ恩着せがましく思わなければイライラも減る
さて今回の我が家のように、子どもが進学するのに住居を探しに行かず、友だちと遊ぶことを優先するって許せますか?
「あなたが住むところなのに、なんでお父さんやお母さんだけでいかなきゃいかんのよ!」って言っちゃうかもしれませんね。
住むのは子どもですが、賃貸を借りる手続きをするのは親のするべきこと。子ども一人では契約することができません。だからいいんですよ。
「こんなにあなたのためにやっているのに!」って、恩着せがましく思っちゃうから腹が立つんです。
親は子どもがやりたいことをさせるための、資金や手続きなど、子どもだけではどうしようもできないことをするのが役目ですからね。親の役目、子どもの役目、それぞれ分けて考えれば、子育てのイライラも減りますよ。
妻も僕も娘が専門学校へ安心して毎日通って、充実した生活を送ってもらえればいいと思っています。おかげですごくいい条件の物件に巡り合うことができ、決めることができました。
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