岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
『子どもは家でダラダラでいい』と以前に書いたことがあります。
➡子供は家でダラダラでいい!思春期の娘と父親が良い関係のコツ
「甘やかしているのでは?」と思われる人もいるでしょうね。
違うんです!『甘えさせている』のです。
『甘やかす』と『甘えさす』には、すごく大きな違いがあるんですよ。
なぜこんなことを書くのかというと、前回のブログ子育ては一人で頑張らなくていい!悩む妻を救った恩人の思い出で、「人に頼るのが苦手」という方がいらっしゃったので、子どもが人に頼れるようになるために、親はどんなことに気を付けたらよいかを書きますね。
親は子供を甘やかすのではなく甘えさせる
人に頼れるには、『甘えさせてもらえた』という経験がたっぷりあるんです。
僕たち夫婦は、我が子を甘やかしたつもりはありません。
でも、甘えさせることはしっかりとしました。
『甘えさせる』ことと『甘やかす』こと。
この2つには大きな違いがあります。
『甘えさせる』とは?
子どもの要求に親が応えること。
「抱っこー!」とか「これ見てー!」って言われたら、できるだけ要求に応えてやるってことです。
それは子どもの安心感になり、自立へのエネルギーとなります。
『甘やかす』とは?
子どもが自分ですべきことを親が取り除いてしまうこと。
「そんなことしたら、困るからやっちゃダメ!」とか「こうしておいたほうがいいから、言うとおりにしておきなさい!」など、子どもが失敗しないよう、親が先走って子どもの不安材料を取り除いてしまうとか、子どもが本来なら乗り越えていくべきことを経験をさせないことですね。
親へ甘えられる子供は人へ頼める大人へなれる
「大きくなったんだから、一人でやりなさい!」
「人に迷惑をかけちゃダメ!」
こういうことを子どもへ言ってませんか?
正しいけれど、正しくない。
う~ん、なんて言ったらいいのか?
たしかに、一人でできるようになることは大切だし、人に迷惑かけないことも大切。
でも、もっと大切なことがあるんです。
『人に頼める、人を頼る』
という力を身につけておくこと。
親へ甘えられる子供は人へ頼める大人へなれるんです。
人を頼れるようになるには子供を甘えさせる
人を頼ることは、大人になってもすごく必要。
人に甘えることは悪いことじゃないし、甘えていいときには、甘えればいいです。
逆に人から甘えてもらえる余裕も持ちたいですね。
人から頼られ、人を頼る。
頼り頼られることをお互い様としてできるって、すごく大切だと思います。
そのためには、子どもの頃から親に甘えさせてもらえたかどうかが大きいです。
親に甘え、親を信じる気持ちが生まれる。
それが、人を信じる気持ちとなります。
子どもが小さいうちから、なんでもかんでも一人でできるようになるよりも、親へ甘えることをしっかり経験させてやってくださいね。
心が満たされれば、あとは自分でやっていけるようになりますから。
孫のひなちゃんも、いっぱい甘えさせてやりますよ。
「あまーい!」ジジですから(笑)
孫の記録子育てカウンセラーいなっち先生夫婦の孫育て奮闘日記も良かったらご覧ください。
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