怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は、岡山県立津山東高等学校PTA講演会で講演させていただきました。
演題は『親が変われば子どもが変わる!』~子どものヤル気を引き出す親の関わり方~
今回はPTA総会と学級懇談会との合間ということで、1時間という限られた時間。
でも、僕の講演スタイルは『楽しく』『笑って』『すぐに使える』が鉄則。
子どものヤル気を引き出す3つのポイントとは?
今回はアンガーマネジメントの要素はほんの少し。
思春期の子どもへの関わり方で、親が大切にしてほしいことを1時間に凝縮してお伝えしました。
講演の流れをご紹介しましょう。
1.子どもへ言った言葉や態度を思い出してください
2.心に必要な栄養素とは?
・心の栄養を「ストローク」とは?
・心の栄養素が不足すると?3.あなたの中にある〇〇があなたを怒らせる
・出来事の意味づけを変えれば、感情も変わる4.子どものヤル気を引き出すポイント①『べき』の断捨離
・子どもへ求める『べき』は、本当に必要?5.子どものヤル気を引き出すポイント②『共感』
・子どもへ共感するコツ6.子どものヤル気を引き出すポイント③『認める』
・なぜ、子どもの短所ばかり気になるのか?
・リフレーミングで子どもの見方を変える
・本当の自己肯定感とは?7.子育ては足し算で見る
・見守る、待つ、信じる
こんな流れで進めていきました。ところどころで、隣の人と話をする場面も入れています。
子どものありのままを認めるだけで十分
思春期の子どもへは、注意したり、指示したり、心配を伝えたり・・・、とにかくあれやこれや言う必要ないんです。
講演で3つのポイントとして伝えていることを、さらに説明すると、
①親のこうあるべきを減らして、子どもへ任せること。
子どもの人生は子どもが切り拓いていくものですから、親があれこれ心配しても何も変わらないし、手出しばかりしていると、子どもの自立の妨げになってしまいます。
自分の人生に自分で責任を持たせることが大切ですね。
②子どもの気持ちを受け止めるだけでいい。
共感するとは、相手の気持ちを受け止めるということ。それだけで、子どもの気持ちは楽になります。
評価や指示は必要ないんですよ。
③子どもの長所も短所も、できることもできないことも、すべて認めること。
できたときに褒める、できないときには叱る。これでは、自己肯定感ではなく『優越感』しか身につきません。
本当の自己肯定感とは、子どもの『ありのまま』を認めるということなのです。
終了後には、参加されていた保護者に某小学校の先生や某幼稚園の先生いらっしゃって、早速講演会のお問い合わせをいただきました。
また担当の先生からは「もっと聴きたかったし、生徒にも聴かせてみたいし、また何かの形でお願いすることになると思います」と、嬉しい言葉をいただきました。ありがとうございます。
さらに、校長先生からは「いやあ~、コミュニケーションのプロだけあってさすがでした。話が本当に上手でもし教師のままで終わっていたらもったいないレベルですね」と、大変恐縮です。ありがとうございます。
こうやって僕も『認められる』から、やる気がさらにアップするんです。
子どもでも同じですよね。子どもへの関わり方をちょっと変えてみませんか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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