怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
ブログ更新が滞って申し訳ございません。
月曜の朝から家を出て(家出じゃないですよ)、やっと今日は家に戻れます。
毎日が充実していて本当にありがたいです。
子どもの当たり前に感謝していますか?
この『ありがたい』って言葉を漢字で書くと、『有難い』と書きますよね。
『有ること』は『難しい』。
だからこそ、どんなことでも『当たり前』と思うことに『有難う』の気持ちを持つことが大切。
今日も子どもが学校へ行って帰って来る。
それは『当たり前』と思えば、感謝の気持ちなんて生まれてこない。
感謝どころか、「早く宿題しなさい!」「いつまでダラダラしてるの!」と、親は要求することばかりでイライラ。
子どもが学校へ行って帰って来てくれることが、どんなに有難いことかを考えてみるといいですよ。
僕の講演会では、子どもが存在してくれていることに感謝することを伝えています。
ある学校での講演会に参加された保護者の方から次のような感想をいただきました。
親は子どもと一緒に成長していけばいい
今朝、娘が起きて一番に私の顔を見て舌打ちをし、「何見よんなら。」と・・・。
その一言にカァー!と怒りがわき、気が付けば、すごい早口で娘を怒っていました。
そしてそのまま何とも言えない空気の中、学校へ送り出しました。
今日は参観日、「学校へは行くけど、教室には行かんから!!」と言ってしまった自分。
娘が玄関のドアをしめた瞬間に、とても後悔し、涙が・・・。
親として情けなく、本当になんてこと言ったんだ・・・と反省し、娘に申し訳なく思いました。
学校も早めに行き、給食当番をしている娘の前で「ごめんね。」と謝りました。
娘は「うん。ごめん。」と言ってくれました。
その後は、とても楽しく過ごしている娘の姿も笑顔も見れ、一安心しました。
今日の先生の講演を聞いて、私はもーれつに反省し、いろんなことに気づき、今後にいかしていこうと思いました。
私の娘は小2の時に自閉症と診断を受け、それまでも、それからも本当に沢山の人達とかかわり今までやってきました。
これからも人とのかかわり、家族とのかかわりを大切にし、一生懸命生きていってほしいと毎日願っています。
そのためには本人はもちろんですが、親のサポート、本当に大事ですね。
親として子どもがのびのびできるよう、もっともっと成長しなきゃなと感じました。
ありがとうございました。
このお母さん、娘さんに「ごめんね」って言えたことが素晴らしいです。
ついつい、親って子どもに弱い部分を見せたくなかったり、子どもより上に立場でいようとするんですよね。
「しまったなあ」って思っても、素直な気持ちが言えなくなってしまいます。
でも、このお母さんのように、「ごめんね」が言えたら、親だけでなく子どももホッと安心しますよ。
親が子どもに謝れる姿を見せれば、子どもも「しまったなあ」と思ったときに、素直に謝ることを覚えていけます。
子どもが成長のなかで、親もいろんなことに気づかされます。
親は子どもから育ててもらっていると思った方が、親も子どももお互い肩の力が抜けていいんじゃないでしょうか?
素直な気持ちをお互いに出し合って、親子で一緒に成長していけばいいんですよ。
「ありがとう」と「ごめんね」。
シンプルだけど、この言葉を大切にしていきたいものです。
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