親の価値観 を押し付けていませんか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
1学期も終わりに近づき、中学生には夏休みに行われる高校のオープンスクールの案内がすでに届いていることでしょうね。
最近のブログ、三者面談で失敗しない !子供のダメ出しより先生へ相談で、子どもへダメ出しをしないほうがいいことについて書きましたが、高校選びまで親の価値観を押しつけていませんか?
思春期は自分探しの時期
人には様々な生き方があります。親が良いと思っている進学先、仕事、生き方・・・、果たして本当に良いのでしょうか?
今ある仕事って、この先も安泰なのでしょうか?
時代の変化がどんどん早くなり、情報はあふれ、何かとスピードと正確さを求められています。
今は新型コロナで大変な時期ですが、そういった予期せぬことはいつの時代も起きてきました。
そういった突然の状況変化が起きても、いつの時代も柔軟に対応できる人ほど、上手く切り抜けているように感じます。
柔軟に対応できる人は、自分の持っているいろんな強みを分かっていて、それを活かせていますね。
例えば、本業ではなかった占いがコロナで依頼が増えて、今では占いの方が本業になりつつあるという方もいらっしゃいます。
「今まではこうだったから」「お父さんは中学生のときこんなことをしたから」といった、過去の経験だけを価値判断に使えなくなってきました。
僕が経験してきた親からの子育てや教育は、みんなと同じことができることを求められ、人と違うことをすると「ザマが悪い(みっともない)」とか「恥ずかしい」という価値観を教えられてきました。
でもどんなに努力しても、他人に近づくことはできても同じにはなれませんよね?
思春期は「自分ってどんな人間なのだろう?」と見つける時期。
僕は元美術教師なので、思春期を色で例えてみますね。
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