子どもは親の鏡 ということに気づいていますか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
鏡に映る自分を見てください。
鏡に映る自分が、あなたより先に笑うことがありますか?ありえないですよね。あったら怖すぎます(笑)
あなたが笑えば鏡に映る自分も笑うし、あなたがしかめっ面すれば鏡に映る自分もしかめっ面になる。
鏡はありのままの自分を映してますよね。
好意の返報性で関わる大切さ
これは鏡に限らず、目の前にいる我が子もパートナーも他人も同じなんです。
目の前の相手は自分の鏡ってことですよ。
心理学ではこのことを『好意の返報性』とか『返報性の原理』といいます。
好意を持って接すれば、好意で返される可能性が高くなりますよね。
敵意を持って接すれば、好意で返される可能性はほとんどなく、敵意で返されますよね。
ところが親は目の前の子どもを変えたがって、すぐに敵意を持って「いい加減にしなさい!」「そんなことでは志望校合格できないぞ!」って言ってしまいがち。
親は敵意を持って言ってるわけじゃないでしょうが、言われる子どもからすれば敵意としか思えませんよ。
だから子どもも敵意で返すわけです。「うるせーなー!わかってるし!」って。
そして親は「口ごたえをするんじゃない!素直に聞きなさい!」と、また敵意で返すという悪循環。
これってすごく矛盾していることをしているって思いませんか?
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