子育ては親育て、親は子どもと共に成長する
健全な人は相手を変えようとせず、自分が変わる。
不健全な人は相手を操作し変えようとする。
これはアルフレッド・アドラーの名言です。
教師を続けてきて、辞めるころになってやっとわかってきたことは
「この生徒を何としてでも変えてやる!」と思えば思うほど、うまくいかないということ。
問題行動起こした時、行動を改善させるために「おまえのここがいけんのじゃ!」と、良かれと思って言えば言うほど、生徒の心には響いておらず、また同じことの繰り返し。ドツボにはまるんです。
むしろ、その生徒のやったことをまずは受け止めて「うんうん、そうかそうかあ~、やっちまったかあ~」くらいの緩い感じがちょうどいい。
ましてや、自分のコントロール下に生徒を置いておくなんて、生徒も苦しいですし教師もしんどいです。
これは、子育てをする親御さんにも当てはまりますよね。
子どもの健全な成長を願って、『より良い行動をとってほしい』『間違った行動を変えてほしい』と思う気持ち、親としては当然です。
ですから、子どものために叱ることも時には必要です。でも、気をつけなくてはいけません。
『叱れば言うことを聞くはず』
『叱れば行動を改善するはず』
この思い込みは、子どもをコントロールしようと、知らず知らずのうちにやってしまっています。
アドラーの名言が参考になりますよ。
健全な人は相手を変えようとせず、自分が変わる。
不健全な人は相手を操作し変えようとする。
子育てが上手くいかない、子どもへの指導が上手くいかない、と思っている親御さんや指導者のかた。
「上手く指導しなければ」と思えば思うほど、子どもをコントロールしがちです。
まずは、親も指導者も自分自身が子どもへ接するコミュニケーションの方法を変えてみましょう。
それが結果的に子どもの行動を改善し、子どもの力を伸ばしていくことになります。
そして子育ては、成功とか失敗とかないんです。子育てで親も育っていきます。僕なんてまさにそうですよ。
子どもとともに、親も成長していく気持ちでいいですからね。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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