岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は孫のひなちゃんを連れて岡山県玉野市にある渋川動物公園へ行ってきました。
一般的な動物園にいるような動物はほとんどいない動物園ですが、犬、猫、馬、山羊、羊、牛といった動物たちと至近距離で触れ合えるのが特徴です。
ひなちゃんはこんなに近くで動物を見るのは初めてなので泣くかもしれないと思っていたら、なんと動物たちに声を出して笑ったりして喜んでくれていましたよ。
家に帰ってから次のような会話をしたんです。
子どもは親の言う通りに動かないもの
僕「ワンワン言って動き回る犬を見て、声出して笑うとは意外じゃったなあ。」
娘「じいちゃんを見て大声を上げるのと同じじゃったな。」
僕「俺は、犬と同じかあ~?なあ、ひなちゃん。ワンワン!」
娘「ハハハ・・・」
妻「動物園に来ていた家族連れは、朗らかな人が多かったねえ。」
娘「いや~、そうでもなかったで。そんな言い方せんでもええのにって思える親がおったで。」
僕「それって、どんな言い方?」
娘「なんじゃったかなあ・・・?『ええかげんにせー!』とか・・・、子どもなんじゃけえ落ちている枝とか触るのが当たり前じゃと思うようなことに、キツイ言い方しとったな。」
ひなちゃんが犬を怖がらなかったのも意外でしたが、娘が他の家族の様子を見ていたのも意外でした。
母親としていろんなことを考えているんだなあと感心しました。そして、自分の子どもへ対して言う言葉も気をつけているのだろうと思い、とても嬉しい気持ちになりました。
子どもは親の言う通り、親の思い通りに動いてくれないものです。
親の言う通りにさせたくて、つい大声を張り上げたり、キツイ言葉を浴びせたりすると、一時は効果があるかもしれません。
でも、それが毎日のようになれば、効果はどんどん無くなっていきますし、さらに子どもにとって逆効果となる弊害のほうが問題ですね。
その弊害とは?
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