岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログ子供の話を素直にきく!親は言いたいことを伝えている危険性をフェイスブックで投稿すると、コメントをたくさんいただきました。
特に話題になったのが『ウグイスパン』。
僕は『ウグイスパン』は、全国共通かとすっかり思い込んでいたので、特に説明を書きませんでした。
ところが、多くのかたは「ウグイスパンって何?」「うぐいす餡(緑の!)が入ったパンを想像しました」などのコメントを多数いただき、ビックリ!なので、慌ててわかりやすく書き直しましたよ。
親の思い込みが子どもを苦しめる
「ウグイスパンは全国共通であるはず」といった僕の思い込み。
こういった思い込みは家庭や職場など、様々な場面で起きていませんか?
その思い込みは、別の言い方で表現されることもあります。
「〇〇であるべきだ!」とか「これくらいは普通でしょ!」「社会人ならこれくらいできて当然!」
こういう言い方を、子どもへしたことはありませんか?
これを言うときというのは、親自身が自分の考え方を正当化しているときですよね。
「学校へ行くのは当然で、学校を休みたいときに休むべきじゃない」といった強い思い込みがあると、学校へ行かなきゃいけないと思っているのになぜか思うように行けない子どもにとっては、とてつもない苦痛を与えることになります。
実際に、学校へ行きづらくなった子どもへ、何とかして行かせようとばかりしていた方が、「まあ、行けなくてもいい。行けるときに行ければいい」とか「学校へ行くことが全てじゃない」と思い込みのブロックを外したら、少しずつ子どもにも変化が起きて、最終的に学校へ行けれるようになったという例も少なくありません。
また、「うちの子どもは勉強ができて成績が上位にいるのが当たり前」と親が思い込んでいると、子どもはその成績を維持し続けることに頑張り続けます。
でもその頑張りも、いつか息切れしてしまうことがあります。そうなってしまったとき、子どもって身体症状で訴えてくることがありますね。
親の思い込みは、子どもにとっては想像以上に重たいプレッシャーとなってしまう『重い込み』なんでしょうね。
そこに親が気づいて、自分から重い込みを外していくことが、まずはスタート地点だと思います。
それをせずに、「子どもをなんとかしなければいけない」とか「これは友達が悪いからだ」とか「学校の体制に問題がある」と、自分ではなく何かのせいにして責任転嫁をしていると、どんどんと子どもは回復から遠ざかってしまいます。
子どもを変えるより親が変わればいい
僕は講演で「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」ということを度々口に出します。
他人というのは『子ども』に置き換えてもらえばいいです。子どもも『一人の人』ですからね。
そして、親が自分自身を変えることができれば、子どもとの関わり方が変わります。
それは、自然と子どもの行動を変えていくことへつながっていくんですよ。
今月は、高校生への講演や小学生と保護者がいっしょに聞く講演が数件入っています。
子どもも親も先生も「自分と未来は変えられる」と信じて行動していけば、自分の未来はどんどん明るい方向へと進んでいけると信じています。
僕自身もそのためのお手伝いをさせていただけることで、日々学んで自分を変えていくことができています。
こんなにありがたいことってありませんね。
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