岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「そうやって言ってくれない人もいるだろうね」以前のことですが、妻に言われた一言。
あなたは我が子やパートナーへ、さらには職場の人から見知らぬ人まで、〇〇や〇〇を伝えていますか?
言葉で伝えなければ気持ちは伝わらない
夕食中、僕は当たり前に感謝の言葉を言います。
「美味いわあ。こんなおいしい料理作ってもらえるなんてありがたいわ」
そう言った時に妻が
「ありがとね。でも、世の中の男性には、そうやって言ってくれない人もいるだろうね」と言ったわけです。
僕にとって、妻への感謝の言葉は当たり前なことで、それを言わない男性がいるなんて信じられませんよ。
でも、「夫婦生活が長いから、言わなくてもわかる。」と言われるかたもいるようです。本当にそうでしょうか?
これくらいは言わなくても「わかるはず」「わかるべき」といった、あなたの思い込みじゃないですか?
「はず」や「べき」は、あなただけの基準であって、実はあなたが思うほど相手には伝わってない可能性が高いのです。
思い込みについては、前回のブログ親の思い込みが苦しめる!子どもの行動が変わるきっかけとはで書いていますので、ご覧ください。
特別なことより当たり前に反応する
でも、子どもやパートナーへ気の利いた一言を言おうと思っても「言う言葉が思いつかない」とか、「言うための良い出来事など特別なことがない」と思われているかたもいるかもしれませんね。
そういう人は、おそらく「部活動で良い結果を出したら言おう」「テストで良い点を取って来たら言おう」「お手伝いをしてくれたら言おう」と、目に見える良い結果や良い行動が現れた時だけ伝えようとしています。
これでは伝える言葉が見つからないですよ。
例えば、テスト勉強がんばったけど結果がでなかったとき。
「お父さんは、おまえが頑張って勉強している姿見て、お父さんも仕事がんばろうって思えたよ。ありがとう!」
どうですか?ちょっとハードルが高すぎですかね?
だったら、もっとささいなことでいいんです。当たり前なことでいいんです。
「今日もごはん作ってくれてありがとう」
「今日も無事に学校から帰ってきてくれてありがとう」
それもハードルが高い?それなら、もっと簡単でいいですよ。
「ありがとう!」「うれしい!」「助かる!」
特にすごい結果を残さなくても、ちょっとした行為に対して言えませんか?
レジでお釣りをもらったとき「ありがとう!」って、僕はできる限り言ってます。
そして僕は毎日、ふとした時に「ありがとう」をノートに書いています。
どんな効果があるかはわかりませんけど、少なくともこれを書いている時は嫌な気持ちやイライラすることはないです。
普通に考えたら、何でもないあたりまえのこと。そこをあえて言うんですよ。
当たり前と思っていることも、天災や事故や病気など、いつどんなことで当たり前でなくなるかわかりません。
感謝を習慣にしたら何かが変わり始めます
照れくさいことも慣れてしまえば心地よくなります。
僕は、毎日何かにつけて「ありがとう」「うれしい」「助かる」という言葉を言います。使う回数多いですね。
これら3つの言葉をとにかく会話に入れてみてください。それだけで、会話が温かいものに変化しますよ。
親子関係、夫婦関係、職場の人間関係、いろんなことに変化が生まれてくるかもしれませんね。
言葉があなたの人格をつくり、結果的にあなたの現実をつくりだしますよ。
だまされたと思って、今日からやってみませんか?
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