親を信じる力が弱いから、独占欲が強くなる!
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
妻とは子育てなどの話をよくします。最近のブログ男性教師がやってしまうNG対応!女子から嫌われないためにでも、妻との会話を書いていますのでご覧ください。
最近『女子のトラブル』についていろいろと話をしました。
妻も僕も学校現場の経験が長いので、『女子のトラブル』については「ごちそうさま」と言えるくらい味わわせてもらってます(笑)
どんな女子のトラブルがあるのかを、お伝えしましょう。
女子のトラブルは想像力のなさが影響する
黙っておけばトラブルは起きないのに、友だちへ良かれと思って第三者からの悪口を伝えてトラブルを引き起こすタイプの女子がいます。
A子「あのさあ、C子がB子ちゃんのこと『嫌い』って言ってたよ」
B子「マジでー!?C子ひどい!」
A子「B子ちゃん大丈夫?」
B子ちゃんへわざわざ言わなければトラブルにならないのに、あえて伝えることでトラブル勃発。
さらに、A子は悪口を伝えることで、自分はB子の役に立っていると勘違いしていることが多いのです。
A子は、「C子がB子の悪口を言っている」ということについて、ストレートに伝えることが優しさだと勘違いしてることが問題なんですよね。
なんでもかんでも人へ伝えればいいわけじゃないのに、馬鹿正直に伝えてしまうからトラブルになってしまうわけです。
これを回避するには、想像力が必要になってきます。
想像力のある子どもなら、C子がB子の悪口言っていることを耳にしても、それをA子へ伝えることで、「A子はどんな気持ちになるのか?」「A子とC子の間でどんなトラブルが起きるのか?」がある程度、想像できます。
ところが、想像力がない子どもは、すぐに伝えてしまうんですよ。
親を信じる力がある子供は友だちへ嘘をつかない
さらに、もっと困ったことをする子どももいます。
友だちの悪口を言いふらして、自分は誰からも好かれようとするタイプの子ども。
A子「あのさあ、C子がBちゃんのこと『嫌い』って言ってたよ」
B子「マジでー!?C子って最近ウザいよね」
A子「うんうん、わかるぅー。C子とは遊ばないほうがいいよ」
B子「やっぱそう思う?今度の日曜日はC子呼ぶのやめよっか?」
A子「私もそのほうがいいと思うよ」
と、このタイプは、友だちを陥れてでも自分を優位に立たせておきたいし、『独占欲』の強いタイプが多いです。自分と一緒にいてくれる友達を確保しておきたいんですよね。
その思いが強くなると、人に嘘をついてでも自分を優位に立たせようとします。だから、A子はB子とC子の両方へ悪口を伝えて、自分はイイ人という存在でいようとするわけなのです。
こんなことにならないようにするためには『親を信じる力』を身につけておくことです。
こういうことをする子どもは、人を信じる力が身についていません。人を信じる力が身についていないということは、『親を信じる力』が身についていないから。
『親を信じる力』とは?親が子どもの要求に応えてきたかどうかが影響します。
自分が何かするときに、振り向くと親が自分に視線を向けてくれている。ちょっと不安になったときに抱っこやおんぶで安心感を得られる。自分が声を出したら、聴いてくれる人がいる。そんな日々の積み重ねで『親を信じる力』が育ち、それが根っこになって、『人を信じる力』が育っていくんですよね。
もしあなたのお子さんが、友だちへ嘘をついたり、自分を優位に立たせようとしたときには、怒らないでほしいです。
なぜなら、それはあなたとお子さんが築き上げてきた関係性からきたことですから。
怒らずに、もう一度お子さんとじっくり関わって『人を信じる力』を育てていきましょうね。何歳からでもやり直しは出来ますから。
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