怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
失敗に注目するより、上手くいったことに注目する!
我が家の娘が自己肯定感が高いことは、ブログを以前から読まれている方にはわかりますよね。
娘のことについてはこちらもどうぞ➡子どもへの理想を捨てる!小さな成功体験で子育てが楽しくなる
そんな自己肯定感の高い娘から、またまたそれを裏付ける出来事があったので紹介しますね。
失敗よりも出来ていることに注目するとやる気になる
オープンしたての飲食店でアルバイトを始めた娘。
僕と娘とのLINEでのやりとりをまずご覧ください。
娘「今さっきバイトから帰ってきた。」
僕「お疲れ様、慣れてきた?」
娘「今日はオープンして初めてだった。レジしたけどめちゃめちゃ間違えちゃった。でもおわった後店長とかに、間違えても当然だよ笑顔でできてて声も大きいって褒められた!」
僕「まあ!すごいじゃん!初日にしては上出来だね。笑顔と大きな声が出せるなんて、一番いいね。」
娘「うるさいくらいでてたって先輩に言われた(笑)」
娘は、自分の失敗したことよりも、上手くいったことを喜んでいるんですよね。
バイト先の店長さんも、上手くいったことに注目してくださっているのが素晴らしいです。
きっと、社員やバイトのモチベーションの引き出しかたをよくわかっているんでしょうね。
子どもの力を引き出すサイクルを意識する
僕が、子育て講演でよく使う、子どもの『力をへこますサイクル』と『力を引き出すサイクル』に当てはめてみましょう。
まず、『力をへこますサイクル』について。
出来ないことや失敗へ注目すれば、子どもは怒られます。
怒られれば、子どもは不満を感じ、自信を失います。
すると、怒られたくないので、次は消極的な行動になったり、不安を抱えながらの行動になったり、マイナスな部分の方が強くなりますよね。さらには出来ていたことさえ、やる気が下がります。どうせ注目してもらえないと思いますからね。
そうなれば、また出来ないことのほうが増えていき、また怒られるというマイナスのサイクルとなっていくのです。
では、『力を引き出すサイクル』だったらどうなのか?
まさに、今回の店長さん。出来ていることや頑張っていることへ注目するから、娘はうれしくて自信を持ち、気持ちも安定して、次からは上手にレジ打ちをできるようにがんばろうって前向きな気持ちになっていくんですよね。
気をつけなければいけないのは、『出来ていること』を『良い結果』と勘違いしてはいけませんよ。
結果はでなくても、そこへ至るまでの過程を認めることなんです。
さらには、「これくらい出来て当たり前」と思えることでも、『出来ている』こととして認めて声をかけて、喜ぶんですよ。
言われる側は間違いなく勇気づけられます。この積み重ねが、自信へとつながっていくんですよね。
今日から、子どもの『良い結果』ではなく『出来ていること』を見つけてみてください。
そして見つけたら、必ず声をかけてみましょうね。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応