怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと、稲田尚久です。
令和の1日目は、愛知県東海市の妻の実家でスタート。
今回の帰省は、妻と僕と次男の3人。せっかくなので、知多半島で行ったことのない場所へ行ってみようと、『半田赤レンガ建物』と『国盛 酒の文化館』へ。
『半田赤レンガ建物』では、かつてのビール製造所だったレンガの建物の中で、明治と大正に製造されていた『カブトビール』を次男と飲みました。
新しい令和の1日目に、明治と大正のビールを味わえるなんて!それも次男と一緒に飲める!幸せなことですね。
子どもが絵本で親を元気づけてくれた
次男とビール飲みながら、妻がこんなことをいいました。
「遠慮せずに、欲しいものがあったらいいなよ。あなたが一番学費もかかってないんだから」
ときどき敢えてこう言ってやらないと、次男は遠慮することがあるんですよね。
そんな次男が高校3年のときに、粋なことをしてくれたんです。
当時僕は、セミナーコンテストというものにチャレンジしていて、疲れがたまっている状態でした。
1週間くらいダラっとしたいなあ~と思っていると、子どもが小さい頃読んでやってた『帰ってきたお父さんはウルトラマン』
- 作者: みやにし たつや
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 1997/05/27
- メディア: 単行本
という絵本を思い出し、ダラっとしたい気持ちとそこへ出てくるバルタン星人のお父さんが僕は好きで、ふと、見たくなったんです。
今は見ない絵本をしまってある押し入れをゴソゴソ。
その押入れの戸は普段から空いているのですが、そのとき、ふと気づきました。
『おとうさん だいすき』という絵本だけ、正面向きで置いてあったんです。
これを見て「この本、子どもからプレゼントされたら嬉しいだろうな」って、思ったんですよね。
すると、まさかの展開。僕が絵本をゴソゴソ探すのを見ていた次男が
「お父さんへのメッセージ気づいた?」
えっ!もしかして!?そうなんです。
正面に向いていた本は、次男が僕のためにわざわざ向けていたんですよ。
「えっー!マジでー!ありがとう!」
もう嬉しくて、当時高校3年の次男でしたがギュって抱きしめました。
前年の10月頃から正面に向けていたそうです。
(汚い押し入れですいません)
でも、全然気づかなかった。「あー、なんてことだ!」次男の想いに気づけなかったなんて。
人は見たいものしか見ていない。心に余裕のないときは、さらに視野が狭くなっているんでしょうね。
疲れた体と心に深く染み込む幸せな出来事でした。感謝の気持ちでいっぱいです。
おとうさんだいすき (文研ジョイフルえほん傑作集―新のりもの絵本)
- 作者: 司 修
- 出版社/メーカー: 文研出版
- 発売日: 2005/02
- メディア: 大型本
こんな想い出も、ときどきこうやって振り返らないと忘れてしまいますね。
子どもへ読んでいた絵本。久しぶりに取り出してみませんか?
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