怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
ゴールデンウイークも後半に入り、子どもの宿題や勉強のことが気になってきていませんか?
そんなときは、以前に書いたブログをぜひ参考にしてみてくださいね。
学力の高い子どもは親が話を聴いている
インターネットでとても興味深い記事発見。
ながらスマホはNG 脳科学者が太鼓判 子供の心と頭を育てる「魔法の習慣」
Sankei Bizより
東大生の多くは、勉強しろと言われてこなかった。その代わりに話はしっかりと聴いてもらったようです。
「家の人にしっかり話を聞いてもらっていましたか?」という質問に対して、東大生の90%がYES。
記事の一部を紹介します。
川島隆太教授は、説明する。
「私の研究室が仙台市とともに行っている『学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト』では、仙台市に住む合計7万人の小中高生を2010年から7年にわたって追跡調査しています。
この解析から明らかになったのは『家の人にしっかり話を聞いてもらった』と答えた子は、学力が上がるという真実。膨大なデータが強い因果関係を示しています。
東大生の親も、子供の話をしっかり聞いてあげていた。これが学力を上げる秘密なんです」
親に話を聞いてもらえた子供は心が安定して“大化け”する
さらに、記事の続き。
なぜ、話を聞いてもらうと、子供の学力が上がるのか?
そこには、心の安定が大きく影響を与えているという。
川島教授は続ける。
「『話をしっかり聞いてもらえている』と子供が答えたということは、家族のコミュニケーションがきちんと取れているということです。
私は別の研究でコミュニケーションが親子関係にどんな変化をもたらすのかも調べました。
すると、当然のことですが、親子の愛着関係が高まり、子供の精神状態が安定しました。
こうした親子関係にある子供は、家で安心して暮らしているから、落ち着いて勉強に取り組めるのです」
子どもは話を聴いてもらうと安心するんですよね。
「連休はあと少しだけど、宿題できてるの?」「いい加減にダラダラするのは止めなさい!」
ついつい言いたくなります。
でも思春期ともなれば、あれやこれや言われるほど、子どもは拒否反応。
言っても子どもから嫌がられるだけなんですから、言わない方がいいですよ。
ガミガミ小言を言うくらいなら、子どもの話を聴くことに力を注ぐ方がいいです。
親が心配しなくても子どもはたくましく育っていきます
子どもに指示ばかりするのはなぜでしょう?それは、子どもを信用できないからじゃないでしょうか。
子どもは親が思うよりもたくましいです。自分で考え、自分で人生を歩んでいきます。
じゃあ、親がすることは何か?
何度もブログへ書いてきましたが『見守る』だけでいいんです。
「でも、そんな無責任な・・・」と思っているあなた。
実は、子どもを信じきれていないんですよ。
結局それは、子どもの可能性をつぶしているんです。それこそが『無責任』なのです。
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