岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログ子供は約束を守れない!今を生きているから見通しを立てられないで、「子どもは見通しを立てるのが苦手だから、そういうものだと思って約束をしましょう」とお伝えしました。
「そういうものだと思う」ということは、子育てに限らずいろんなことに対して必要なことです。
「そういうこともあるだろう」「そういう考えもあるんだね」「そういう人もいるんだなあ」と、捉えられるようになると、随分と楽になりますね。
想定外が起こることを想定内にしておく
このことに関連して、とても大切な考え方を妻が教えてくれました。
「自分が経験したことや知っていることしか起こらないと思っていたら、それはストレスのもと。実際は、自分が経験したことや知っていること以外のことが、起こることもあるのよ。」
本当にその通りだなあと納得。僕は想定外のことが起きると、イライラしやすいんですよ。
・前の車がスピード落としたので自分もスピード落としたら、青信号が赤に変わってしまって進めなかったとき。
・パソコンが急にフリーズしたとき。
こういったときに僕は、「もう!」って、イライラしがちです。
「この信号は進めるはず」とか「パソコンはスムーズに動くはず」といった、自分の想定内通りにならなかったからです。
こうやっていちいちイライラするのも馬鹿らしくなりますよね。
だから、「想定外も起こる!」を『想定内』にしておくことが必要ですね。
子どもをコントロールしないと想定内になる
子どもなんてまさに、日々『想定外』なことをしてくれます。
親の経験や知っていることと違うなんて、しょっちゅうだし、それが子育てだなあって思いますよ。
ところが、子育てになると『想定外』が受け入れられないとか、許せないと言われる方が多いなあと思います。
仕事や家庭外のことになれば、想定外も受け入れられるのに、我が子のことになると受け入れられなくなる。
それは、我が子は「コントロールできる」とか「コントロールしてやらないといけない」という親の思い込みがあるんでしょうね。
それって突き詰めると、我が子を「コントロールしたい」という気持ちでしょう。
そして、「コントロールしたい」というのは、自分自身の存在を肯定できていないとか自信がない、からきていることもあります。
我が子をコントロールすることで、自分の理想とする子どもとなると自分が認められた気持ちになれるんでしょうね。
また、子どもが親の理想通りとなり、子どもに好かれたり頼ってもらえることで、自分自身の存在価値を感じられるということもあります。
結局そういう親は、全てを『想定内』にしておきたいわけですね。
こんな関りを子どもにしていると、間違いなく子どもからの『想定外』のしっぺ返しが待ち受けていますから。
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