怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
引越しへ向けて、仕事の合間を縫って毎日荷物の整理に追われる日々。
なのでブログも以前のものをリメイクしてお届けします。
でも、今回紹介するネタは、子育てですごく大切にしたほうがいい、親が子どもへ求める『要求基準を下げる』ことの大切さについてです。
父親の荷物を自分のリュックへ入れる女子高生娘
妻と娘と買い物でショッピングモールへ行ったときのこと。
僕のワイシャツとネクタイを購入して靴屋へ向かい、妻は靴屋へ向かう途中、自分の買いたいものの場所で立ち止まってました。
僕が靴を試着するとき、先ほどのワイシャツとネクタイの入った袋を娘が持ってくれたんです。
結局、その店では買わず、次の店へ行って、途中で妻と合流。
そのとき、ハッと気づいたんです。
僕「あっ!さっき買ったものどうしたっけ?」
娘「リュックへ入れたよ」
僕「まあー!ありがとう!」
妻「高校3年の女子が、お父さんの買い物したものを文句も言わずに自分のリュックへ入れてくれるなんて、ありがたいことだねえ」
僕「ほんとじゃなあ」
何も文句も言わずに、黙って自分のリュックへ入れてくれた娘。
「お父さん、自分の買ったものくらい自分で持ってよ!」って、言われてもおかしくないのに。
ありがたいことです。
子どもの挨拶の声が小さくても親は口うるさく言わない
さらに翌朝。
僕「おはよう!」
娘「おはょ・・・」
と、蚊の鳴くようなかすかな声。
たまには外でモーニングでも食べようとお出かけ。
注文するとき、僕らの質問に答えるというより、頭を横に振るか、縦に振るだけ(笑)
店員さんから飲み物を聞かれると
「オレンジジュース」
これも、ボソボソと。娘は毎朝こんな感じなんです。
読者のかたからすれば
「娘に甘すぎる!」
って思われるかもしれませんね。
一般的には
「もっとハッキリ言いなさい」
「聞こえるように言って」
と要求するほうが「この子のしつけのため」と思われるかもしれません。
でも我が家はいちいち言いません。
そんなことを、朝っぱらから口うるさく言われたらどうです?
うっとおしいだけです。それくらいのことは子どももわかってます。
娘は学校へ行けば、先生へ挨拶できてます。
敬語やマナーも身に着けています。
親だから、甘えているだけ。
子供への要求ハードルを下げ、家でダラダラさせればいい
子どもは、家で素の自分を出せるほうがいいんですよ。
家でダラダラできる子どもは正常です!
➡子供は家でダラダラさせろ!夏休み中の問題行動を防ぐ方法は簡単
親に気を遣うのではなく、ありのままの自分でいられる。
それが、子どもには必要だと思うんですよね。
そして、子どもは自分で礼儀やマナー、気遣いを身に着けていきます。
どうしても必要だと思うときには、僕たちも最低限の声を掛けますよ。
親が口やかましく言わなくても、娘は気遣いできました。
自分で判断して、リュックへ僕の荷物を入れてくれました。
子どもへ要求するハードル。低いほうがいいですよ。
ハードルは必要ですが、家でも外でも要求されると息苦しくなることも。
ハードルは自分で高さを決めて、自分で乗り越えようとするもの。
親がハードルを設定し、叱咤激励する必要なし!
それができる親になると、親も子ども楽。
とってもいい関係で過ごせます。
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