岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
2020年5月30日。僕たち夫婦はジジババになりましたー!
ブログでも何度も登場している末っ子の娘が、3468gの元気な女の子を出産したのです。
インスタグラムとフェイスブックでは、今までで最多の「いいね」と「コメント」をいただき、心より感謝申し上げます。
産まれるまで何があるかわからないので、ブログでの公表は控えていましたが、ついに待望の孫の誕生を迎えることができました。
おそらく読者の皆さんは、「娘さんって、確か去年高校卒業したばかりで、まだ20歳来てない学生なのでは!?」と思われていることでしょう。
そうなんです。まだ専門学校生で19歳。相手の旦那も高校時代から付き合ってる同い年。
今は孫の誕生で、いなっち家も旦那の家も幸せいっぱいですが、妊娠を知ったときにはもうとてつもない衝撃を受けましたよ。
娘の妊娠を知った父親がとった行動とは?
その衝撃を受けたのは、2019年11月9日。
この日は茨城県へ日帰りでの研修の仕事を終えて、夜遅く帰宅しました。
家に入ると、なぜか香川にいるはずの娘が帰ってきているのです。でも僕は娘の顔を見ればうれしいですから「あれー?どうしたん?」と、嬉しそうに聞きました。
すると、妻が「お父さん、実は大事な話があるの。」と、真剣な顔つき。
そこで初めて娘の妊娠を知らされたのです。
「えっ?えええええー!?なにいー!?ちょ、ちょっと・・・、はあー!?」
はっきりと何を言ったか覚えていませんが、こんな反応をしたような記憶があります。
そして、「何考えとんじゃ!」という怒りもこみあげてきました。
が、ががが、しかし、僕はそこでアンガーマネジメントの思考がすぐに浮かんだのです。
「怒ったところで、この状況は変えられない。」
「怒れば、ただ感情的になるだけで、僕も娘も前向きな考えは浮かんでこない。」
そこで僕がとった行動とは?
「とりあえず、今は何も言えん。しばらく時間をちょうだい。」
怒りが沸いてきたときに、すぐに反射的になにか言うのは、相手に攻撃的に言ってしまいやすいですから、時間をおいたほうがいいんですよね。
さらに、お腹がペコペコの状態は、イライラしやすく冷静に考えることもできにくいです。
だからご飯を食べて、落ち着かせる時間をしっかりと取ったのです。
中絶か出産か迷った結果は?
その後は、子どもを産むか産まないかの話に当然なります。
娘はまだ学生ですし、自分で育てる自信がないと言いました。
そうなると中絶ということになるわけですが、産婦人科に行くと「もう大きくなっていて中期中絶にあたり、陣痛促進剤で出産させてから法律的に”死産”という形をとることになります。」とのこと。
もし中絶したとしても、出産という痛みを経験した上に、戸籍上は死産という記録も残ります。
死産という記録だけでなく、いただいた命を捨ててしまうという、娘の身体にも心にも深い傷が残るのではないかと考えました。
心の傷はもちろん彼氏さんにも残るでしょう。いずれ結婚してもいいくらい仲が良い二人なのに。
なにより、妻がおなかの中のエコー写真を見たら、はっきりと新たな命が動いているし、はっきりとした人の形だったそうです。
その晩は妻と二人で夜通しいろいろと話し合いました。
その時、アンガーマネジメントを学んでいたことが役に立ったのです。と言うか、このために神様は僕たちにアンガーマネジメントを学ばせたのではないか、と思うくらい、方向性がはっきりしていたのです。
その方向性とは・・
「自分も、そして周囲の人も、長期的に、しかも健康的に、幸せでいられるための道を選択すること」
人生は後悔しないことが選択の判断基準
僕たちはこういう結果を出しました。
「私たちが娘の子どもをサポートしてやればいい。」
いずれ結婚するであろう二人が幸せに暮らせる道、僕たち夫婦、そして彼氏さんのご家族、みんなが幸せになる道。
決して後悔しない道。
ということで、娘は専門学校を休学してアパートも引き払って実家へ帰り、2019年末に彼と入籍。
彼もまだ学生なので、週末に我が家へ会いにやってくるという生活を始めます。
まだ若い夫婦ですから両家のサポートが必要ですが、何より今は無事に生まれてきてくれたことの喜びを味わっています。
僕自身が我が子の子育てにおいて、反省点だらけなので、孫育てではそれを活かしてみたいですね。
そして孫育てを通じて、子どもの成長の過程でどんなことが大切なのかなど、もう一度孫を通して学ばせてもらうつもりです。
そしてその学びを子育て講演に活かすことや、新たに子育てカウンセラーいなっち先生夫婦の孫育て奮闘日記を妻と協力しながら書いていこうと考えています。
今後とも、どうか若い夫婦と僕たち夫婦への温かい応援をよろしくお願いいたします。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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