岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
やっと引越しが終わり、荷物の整理もある程度できて生活できる状態にはなりました。
前の家で荷物の整理をしていると、懐かしい写真やら子どもの絵や作文など、いっぱい出てきました。
そんな子ども達のものを見ていると、我が家は子どものペースに合わせてやったり、子どものやりたいこを優先したりしてきて、本当によかったなあと妻と再確認できましたよ。
そこで、我が家の子育てについて紹介しますね。
子どもの特性に合わせた子育ては間違っていなかった
あなたは自分の子どもに対してどちらですか?
苦手なことを無理やりやらせますか?
得意なことを思いっきりやらせますか?
すでに何回かブログで書いている我が家の長男。社会人で京都へ住んでいます。
長男は大学で自分のやりたい映像制作・メディアアートなどに没頭していました。
現在はその延長線上にある仕事ができるようです。
長男の勤務する会社のウェブサイトに、次のようなことが書かれています。
課題先進国と言われるこの日本において、企業や社会の課題を解決するアイデアとクリエイティブ、そして解決のみならず社会通念を破壊し、当たり前を疑うことから生まれるポジティブなエネルギーを持ったイノベーション。
それを通じて、社会をアップデートする事こそが私たちの使命です。
仕事の内容はいまいちわかりにくいですが・・・(笑)
でも、ウェブサイトを見ていて「当たり前を疑うことから生まれる」というところが僕は好きです。
まさに長男は幼いころから、当たり前と思うことと違った行動が多かったんですよね。
幼いころ素っ裸になって、砂場で遊ぶ。
中学生のときは、パソコンさわりつつゲームしながら楽器も吹き、宿題をする。
当たり前とは違う行動をしてきた長男には、ピッタリの会社じゃないかなと。
長男について以前のブログ
→デスクトップパソコン持ち歩く神業大学生を育てた親の子育て論とは?
子どものやりたいことに制限かけない子育て
「そんな恰好してたら恥ずかしいからやめて!」
「宿題するときはゲームやめて集中しなさい!」
と、長男の行動を制限していたら今の状況はなかったと思います。
制限かけて、苦手なことを無理やりやらせていたら、ストレスをためていたに違いありません。
苦手なことよりも得意なことを伸ばす。そうしてきたことが、今の長男の仕事につながっています。
我が家の子育ては、間違っていなかったと思いますよ。
思春期の子どもは仲間を通して自分を見つめる時期
我が家の子育ては、子どもの特性やペースを大事にしています。
「子どもをわがままにしてしまうのでは?」と、思われるかもしれませんよね。
それは心配無用。学校や部活動など集団の中で自然と身についていきます。
中学、高校6年間、吹奏楽にドップリ浸かっていたことも良かったんだと思います。
仲間と支えあって、共に成長していきました。
思春期から子どもは親を乗り越えていきます。親よりも仲間を優先します。
仲間と関わり、仲間を見ながら、自分と比べてみる。
そういう関わり方をしながら「自分とはどういう人間か?」ということを探っていくんですよね。
だから、親に対してはぶっきらぼうになります。反抗的にもなりやすいです。親としてはさみしいです。
でもそれが、大人への成長なんです。
制限ばかりかけていると思春期に反乱を起こす
幼い頃から「きちんとした子育て」を意識していると、親から見た「良い子」に育ちます。
「うちの子は手がかからなくて」
「うちの子は言うことをよくきく」
ずっと良い子で育ってきた子ども。
「自分とはどういう人間か?」という問いかけをするとき、初めて気づくのです。
「自分の生き方をしてきていない」
「自分はどう生きたいんだろう?」
それは、自分ではよくわからないモヤモヤや葛藤になるかもしれません。
親への反乱を起こすこともあります。
不登校、問題行動、摂食障害、自傷行為・・・。
思春期にそういった反乱がおきなかったとしても、自分が子育てをするときになって違和感を感じて、子どもとの関係性が崩れたり、上手に築けないという人もいます。
あなたの子育てはどうですか?
子どもに制限ばかりかけていませんか?
子どもの得意なことや好きなことを思いっきりやらせていますか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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