怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校いなっち先生こと稲田尚久です。
昨年と一昨年は、次男の大学入試で妻も次男も実家へ帰省できていません。今回は2年ぶりに妻は年末年始を自分の実家で迎えることができました。
ただ、実家だからリラックスできるのかといえば、そういうことばかりでもないようで「野菜を持って帰るか?って、実家へ帰ってきてから同じことばかり毎日言われると疲れるわ」とぼやいていたので、妻の気晴らしができないかと思い、昨日は妻と二人でドライブしました。
妻の実家は愛知県の知多半島。せっかく知多半島にいるのだから、久しぶりに半島の先端に位置する南知多町の師崎まで行こうってことに。
知多半島には、空海が尾張の地へ初上陸した場所があり、初日の出スポットとして有名なんです。数年前に妻とそこへ初日の出を見に行ったことを思い出し、車を運転しながら「あそこって、どこだったっけ?」と、何気ない会話していました。
夫婦で知多半島ドライブで引き寄せられた不思議な出来事
いよいよ師崎が近づいたときのこと。交差点で「あれ、これってどっちへ進むんだ!?」と、よくわからず、とりあえず左折。すぐに「あっ!こっちじゃなかった」と僕は気づいたのですが、まあこっちからでもいけるからと、そのまま進んでいったときのこと。
「あっ!あそこって初日の出を見に行った空海ゆかりの地じゃろ?」と、数年前の記憶がよみがえり、偶然にもたどり着いたのです。そこへ行く予定は全くなかったのに、まるでそこへ引き寄せられたかのような出来事でした。
せっかくなので、車から降りて散策。
814年、空海(弘法大師)はここから尾張の地へ初上陸したとのこと。弘法大師御入定1150年記念に海上の岩の上に『上陸大師像』を立てたそうです。
海の中へ立つ弘法大師様を背景に記念撮影。妻は空海のことが大好きなんですよ。妻のために呼んでくださったのかも。
帰りは、伊勢湾側を通って途中立ち寄った砂浜。
面白半分で若いカップルが撮りそうなベタな記念写真を撮っていると、「10代か!(笑)」と突っ込まれちゃいました。
実家へ帰省して妻のストレスを軽くするのは夫しだい
知多半島は比較的温暖な気候。そして晴天率が高い。大きな山もないので、空がすごく広く感じます。ところが、今住んでいる岡山県津山市はその正反対。冬は寒い、晴天率低い、山に囲まれて空は狭く感じます。
だから妻はこんなことを言います。「津山は360°見回してどこを見ても必ず山が目に入ってきて、私はこの圧迫感が苦手よ。」そう言いながらも、結婚して24年め。今では、すっかり岡山弁も普通にしゃべっています。
今回ドライブしながら「空が広くて気持ちいいわあ~」って、すごくリラックスした表情で楽しんでくれていました。
そしてドライブを終えて実家へ着いたとき「今日はありがとね!」と、お世辞ではなく心から喜んで言ってくれたことが、僕自身もすごく嬉しかったですね。
実家でのモヤモヤを、知多半島の空のようにすがすがしく晴らせてあげることができたかなと思います。実家への帰省は、意外とストレスたまることも多いんですよね。特に奥様がたは。
だから世の男性の皆さん。奥さんが自分の実家へ帰れたら、それで充分リラックスできるだろうなんて思っちゃいけませんよ。ほんのちょっとでいいので、奥さんの気持ちを考えてみてくださいね。
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