怒りの取り扱いアドバイザー・いなっち先生こと稲田尚久です。
初詣に行った時のこと。高校三年生の娘が神社へのお参りの方法を聞いてきたんです。
二礼二拍手一礼を伝えた後、僕は「神様へはお願いしちゃいかんので。神様は願い事をすでに知っているから、お参りに来れたことに『ありがとうございます』って、感謝の言葉を唱えるんだよ」って伝えたんですね。
初詣に願い事がないという娘にビックリ!
すると娘は「私はお願いしたいことがないんじゃけど」と、僕たち夫婦はビックリ!
でもそれはすごく娘らしくて、娘の生活を見ていると、その言葉は本心で飾らない言葉だなって、思えたんです。
だから僕たち夫婦は、娘の言葉の後「ほんと自己肯定感高いよなあ」って、話したんですよね。
貪欲になって向上心持っていくことも素晴らしいことですが、今の自分に満足して心が安定していることも素晴らしいです。
娘と歩き後ろ姿を次男がパシャリ!
子供には根拠のない自信を持たせたほうがいい
娘には、根拠のない自信があります。『根拠のない自信』とは、成績がいいとか、なにかができた結果がいいとか、根拠があるものとは違います。
「自分は自分のままでいい」と、結果や能力に左右されない自信。だから、テストの結果に一喜一憂することないですし、学校のことで思い悩むこともないのです。
親が条件付けで子どもを認めていたら、本当の自己肯定感は身についてきません。根拠のない自信とは、親が無条件で子どもを認めることから生まれるんです。親の関わりかたって、すごく影響が大きいですよ。
娘は今を楽しみ、今を精一杯生きているんでしょう。今を大切にする生き方は、ストレスの溜まりにくい生き方です。
ところが、人は自分のできないことで劣等感を感じたり、先の見えないことに不安を感じたり、『ないもの』や『できないこと』にばかり注目していしまうんですよね。
今あることに目を向けることを忘れがちになっているなあと、娘を見ていると気づかされます。
自分に素直に生きることって簡単じゃないかもしれません。でも、親が子どもを無条件で認めることを大切にしていれば、自分に自信をもって生きていく力をつけていきますよ。
親は子どもへあれこれ理想を求めすぎないことですね。
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