怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
土日に博多へ夫婦で行っていたことは前回のブログで書きましたよね➡楽しむ中高生アンガーマネジメント!怒りの感情をゲームで考える
娘からの要望でお土産兼ホワイトデーを買って帰ったんです。
お土産で渡したチョコに予想外の反応の娘
博多駅でいろんなお店を見て、「これはかわいいから喜ぶんじゃない?」って僕も妻も気に入った可愛いチョコ。
箱自体がかわいらしいでしょ?
娘へ渡すと嬉しそうに「ありがとう!」そして早速味見。すると感想がひとこと。
「すっぱ!」
それだけかー!?あんなに二人で時間かけて選んだのにー!安いわけじゃないのにー!って言いたいところ。
でも僕たち夫婦は「ハハハ、さすがじゃなあ」と笑って終わり。
結局、3つ入っていたチョコをひとかけらずつ食べて終わり。
これが、その残骸・・・。
チョコはすごくデコレーションがきれいで、見た目が可愛いですが、味は酸味もありました。
そういえば、娘はこういう味は苦手だったんですよ。「ブルーベリー味とか得意じゃない」と言ってました。そうだった!すっかり忘れていましたね。
子供は無理して親に気をつかうより素直な表現がいい
もしかすると、読者の皆さんの中には「せっかく親がじっくり選んで買ってきたのに、そんな言い方するのは失礼だ!」「娘がわがままに育つ」「いなっち夫婦は甘すぎる」といった思いが出てくるかもしれません。
でも、いいんです。そんなことで腹を立てなくても。
だって、娘の好きな味じゃなかったんです。誰だって、好きなものもらえなかったら喜べません。
買ってきてもらえたことには、感謝を伝えてくれています。だからそれでいいんです。
そこで、無理をしてまで親に気をつかってほしくない。素直に自分の好みの味じゃないって言える親子関係のほうがいいと思うんです。
子どもが親へ気をつかうようになることより、素直な気持ちを言えるようになることのほうを、僕たち夫婦は大切に考えています。
娘だって、「美味しくないからこんなもの食べれるか!」なんて言ってないし、娘なりに気をつかってくれてます。
すっぱければ「すっぱ!」って言ってくれる方が自然体でわかりやすい。
アンガーマネジメントできると出来事の意味づけを変えられる
結局、『どこへ注目するか?焦点を当てるか?』ってことなんです。
アンガーマネジメントでもお伝えしてますが、「出来事へどんな意味付けをするか?」で、その後に沸き起こる感情は大きく変わります。
出来ていないことへ注目すれば、『失礼だ』『わがままだ』といった意味付けができます。
そうなると、イライラや怒りの感情が生まれてきやすいです。
出来ていることへ注目すれば、『「すっぱ」って一言でいうところが娘らしい』『素直に気持ちを言えていい』といった意味付けができます。
そうなると、可愛いといった喜びや楽しみの感情が生まれてきやすいです。
起きた出来事は変えることはできませんが、そこへどんな意味付けをするかは、あなたしだい。
いつも同じ出来事で同じ結果を招いているあなた。自分の思考が凝り固まっていませんか?
これは、自分で意識していくことで少しずつ変わってきます。
出来事が起こる➡どんな意味付けができるかを考える
日頃からこの癖を意識してみてくださいね。これもトレーニング。意識してくと、少しずつできるようになっていきます。
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