怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
日本陸上競技選手権大会、男子400mハードルは岡山県出身の安部孝駿が見事に優勝!おめでとうございます。
ハードルは低いほうが断然走りやすいです。
陸上ならば規則がありますから、ハードルを下げることはできません。
でも子育てでは、親が子どもへ求める理想や願望のハードルを下げたほうが絶対にいい!
勉強が苦手でも高校が楽しいという娘
前回のブログ子供の部屋が汚い時どうする?親が説教するより大切なことがあるは、娘の汚い部屋でのエピソードにたいして、多くの反響をいただきありがとうございます。。
こんな娘ではありますが、僕たち夫婦は、娘のできていない部分よりも今できている部分に注目しているつもりです。
それはなぜかというと、僕たち夫婦が娘へ求める理想や願望のハードルを思いっきり下げているから。
娘は勉強が得意ではありません。中学校のときの成績だって、順位だけで見れば下位の方に入ったと思います。
その娘が高校へ入ってから、自分と似たような順位の友達が多くいるクラスになったのです。
すると娘は「高校の勉強がすごく楽しい」と言うのです。
自分と同じような位置の友達が多くなったからのようです。
僕たち夫婦も娘の姿を見ていて、「自分にあった場所へいったことが良かったんじゃろうね」と話しました。
無理をさせて、自分が精いっぱいやってギリギリのラインで勉強についていくのがいいのか?
自分と似たような人と一緒に学んでいくのがいいのか?
それは、子どもが決めればいいことです。
子供へ求めるハードル低くすればいいだけ
我が家は娘が決めた高校で大正解でした。
おかげで娘は、高校3年間毎日学校が楽しくてしょうがなかったようです。
また陸上部マネージャーという新天地を発掘し、自分の力を発揮する役割を見つけ、多くの人から信頼され愛されてきました。
吹奏楽部から転身し自分で決めて入部した陸上部マネージャー。
熱中症で倒れたこともありましたが、本人からしんどいとか辞めたいという言葉を聞いたことはありませんでした。
自分で決めたことを自分が納得して取り組めていたからだと思います。
「勉強はできなくても高校へ毎日楽しく通えていれば充分!」
「進みたい道を見つける意欲があればいい」
「進みたい道に行けるだけの体力と気力があればいい」
僕たち夫婦は、健康に活動する娘の姿に大満足していました。
それは長男次男に対しても一緒。
親が子どもに乗り越えさせたいハードルの高さを、思いっきり低く設定したからこそなんですよね。
僕は子育ての講演の中で「子どもへ求める理想や願望のハードルを下げましょうね」って、伝えています。
このハードルの高さを高く高くしようとするから、子どもはしんどくなるし、親もできない子どもへイライラしてしまうんですよ。
できないことに注目するより、今できていることに注目する。
そして、子どもが満足してやっていることに、親は心配したり口出ししたりする必要は一切ない!
親が口出しするってことは、子どもの健全な成長を妨げているってことなんですよ。
親は黙って、見守っていましょうね。
それが難しいという人は、僕のアンガーマネジメント講座を受講されたほうがいいですよ。
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