怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
2017年は、産業カウンセラー養成講座で、4月から10月まで23回大阪へ通いました。
5:30発の高速バスに乗り、途中から大阪へ通勤する人が乗り込んで相席となります。
ところがお盆の前後はまだ休みの人も多いためか、相席になりませんでした。
地下鉄御堂筋線も結構空いてて、「ラッキー!」って思った記憶があります。
僕は、高速バスの相席はすごく苦手。さらに満員電車は大嫌い。
だから、養成講座へ通うときの地下鉄は苦痛でした。
そのかわりに、相席にならない高速バスや空いている地下鉄に乗った時、すごく幸せに感じます。
親の期待や理想を子どもへ求めない
子育てしていて、いつも子どもに良い状態を期待していませんか?
今回の僕のように「高速バスは一人で座るべき」「電車は空いているべき」といった、自分の理想とする『べき』を持っていると、自分の期待している『べき』と大きくちがったとき、イライラ感は大きくなってしまうのです。
だから、悪い状態を想定しておく。想定内を作っておくことについては、こちらのブログ大爆笑の夫婦講演!子育て教育現場に役立つアンガーマネジメントでお伝えしたのでご覧ください。
悪い状態を想定しておけば、「まあ、しょうがない」とあきらめもつきやすくなります。
それに、今回のようにめったにない空いた日があると、すごく嬉しいですよね。
子どもは遊びを優先するから勉強は後回しにするものだ。
部活動のない日はのんびりしたいからダラダラするものだ。
今年も夏休みの宿題は始業式前日までかかるものだ。
思春期になれば親の言うことは聞かないものだ。
こんな感じで、親の理想の『べき』とは逆を想定しておく。期待しないのです。
そうやっておけば、最悪の状態より良い状態となればラッキーってなりますよ。
子供をおだてるのではなく認め、宿題は自己責任にさせる
もし、子どもが宿題することを期待していなかったのに、頑張っている姿を見せたのなら、見守っておきましょうね。
「まあ!どうしたのー!?宿題しないと思ってたけど、やってるんだ!すごいねえ!」
こんなふうに、子どもをおだてる必要はありません。それはただの嫌みにしか聞こえませんからね。
子どもの方から「宿題大変だったよー!」とか「俺、今年は頑張ったよ!」って言ってきたら、
「そっかあ、大変だったなあ。がんばったなあ」
と、気持ちに寄り添う言葉がけで充分です。子どもも気持ちをわかってもらえれば安心しますよ。
もし、明日が始業式だというのにまだ宿題ができていないという場合はどうするのか?
親としては、このままでは子どもが困って、辛い思いをするからなんとかしたいと思うかもしれませんよね。
でも、親が先走って手伝ったり、子どもを怒鳴ったりするのはやめたほうがいいです。
これは子どもが責任を負うべきところです。
とは言うものの、親としては子どもを見守ることが難しいかもしれません。
そういうときは、子どもに聞いてみるといいですよ。
「宿題の状況はどう?」
「宿題を手伝うこと以外で、お母さんになにかできることある?」
そんな声かけで充分なのです。
さあ、これは親がクリアすべき課題。
あなたの夏休みの宿題だと思って、意識してみてくださいね。
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