怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【想定内を増やす】ことがイライラを減らすコツ!
昨日は、岡山県真庭市落合地区学校・園人権教育研究協議会講演会で登壇させていただきました。
主催者様からの強いリクエスト『稲田先生ご夫婦で共演を!』に応え、昨日は夫婦で講演させていただいたんです。
リアル夫婦喧嘩の寸劇をやったりして笑っていただきながら、アンガーマネジメントや子どもへ関わる先生方にお役に立つ内容を2時間お伝えさせていただきました。
教育現場では、いろんな子どもに関わっていきます。そのときに、『こうあるべき』とか『こうでなければならない』という正論や正義ばかりを貫いていると、先生も子どもも疲弊してしまいます。
だからこそ【想定内を増やす】ことで、「こういう子どもだっていて当然」「こんなことだってある」と、【許容できる幅】を広げておくことが重要なんですよね。
そんなことを昨日の講演会ではお伝えしました。
以前のブログで【想定内を増やす】に関連した【先を見通す】ということについて、妻が書いてくれていたので紹介しますね。
言動の先を見通すことで子育ても夫婦関係もうまくいく
娘が高校1年のとき、娘からにの急なお迎え要請があり、それだけでも「え~」と思っていたのに、その待ち合わせ場所がトンチンカンだったことがありました。その時、お迎え役を買って出てくれたいなっちは明らかに声色と表情がイライラモードでした。
今にも私や娘や息子に、自分のイライラをぶちまけそうな顔。
ところが、予想に反してこんな冷静な言葉がけを娘にしたのです。
「気をつけんと心配するよ」
まさかこの一言で済ますとは!?私もその変化に驚いたし、「いい夫、いい父だなあ~」と思いました。
以前のいなっちは、家の外では良識ある社会人としてふるまっていましたが、家族の中では自分の思い通りにならないと、家族にイライラをぶつけまくってました。
さらにやっかいなのが、イライラの自覚が無く「自分は悪くない!怒ってない!」と言い張る人でした。
毎日3人の子どもたちの世話といなっちの世話で、一日中フル活動でヘトヘト。
しかも近くに頼れる親類もいなかったので、私が倒れるわけにはいかないと気を張って生活していました。
子どもたちへクドクド言うヒマも無く、自然と必要最小限な声掛けを選ぶようになってましたね。
最小限の声掛けでも、子どものは伝わってきたので、怒って無駄なエネルギーを使う気にもなりませんでした。
ただ・・・、家で感情のままにふるまう夫に対しては別でした!
私は自分が幸せになりたかったので、夫に対してはガンガン言ってました。
「私にけんかふっかけたいのか!」
「家庭を壊したいのか!」
「もっと明るい家庭を築きたいと思わんのか!」
「私の子どもを傷つける気か!」
文字に起こすと怖いですね(笑)
これだけ言われても、変わらないいなっちに対し「頭わるいんじゃないか」(これはさすがに言わなかった)と思ってました。
いなっち、ごめんなさいね。
今回いなっちに「すごく変わったよね~!以前は、先のことを見通す力が無いんじゃないかと思ってたわ~」と言ったら、
「前は、その時のことしか考えてなかった。今は自分の言動の先を見通すように心がけてる」
と、驚きの言葉を聞くことができたのです。
【言動の先を見通す】
これもアンガーマネジメントの大事な秘訣ですね。
と、ここまでが当時のブログです。
夫婦の講演は子育も教育現場も役立つ内容
【想定内を増やす】ということは、教育現場でも子育てでも共通の大切なことですね。
今回の講演会でも、この事例ではないですが、過去の僕のイライラ失敗談や妻とのケンカなども寸劇を披露しながらお伝えしました。
妻は、3人の子育てと夫育て、現役スクールカウンセラーとしての経験や事例。
僕は、3人の子育てでのイライラ失敗談、現役産業カウンセラーや元中学校教師としての経験や事例。
さらに、日本全国でも珍しい夫婦で(一社)日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーターとして、アンガーマネジメントを伝えることができます。
夫婦での講演、ご興味があるようでしたら、お気軽にお問い合わせくださいね。
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