怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
今回の年末年始は、ものすごく久しぶりに家族5人で、両家の実家でゆっくり過ごすことができました。いつ以来なのか?ほんとに記憶がないです。家族水入らずが、なによりの幸せだなって改めて感じました。
ものすごく久しぶりに1週間家族5人でいろんなところへ出かけて過ごした代わりに、ものすごく出費があったのも事実。でも妻がこういったのがうれしかったですね。
「年末年始の出費は痛かったけど、家族5人で過ごせたことはそれ以上にありがたいことだよね」そうなんです。お金では買えない、家族での時間。そして我が子だけでなく、だんだんと年老いていく両親も含めてみんなが元気でいてくれる。こんなに幸せなことってありませんよね。
宿題をしないことに親がイライラするのは子どもの将来のため?
でも世の中の親御さんに中には、冬休みが終わりに近づき、子どもの様子を見ながらソワソワ、イライラしているかたも多いかと思います。
さて、そもそもなぜ、あなたは子どもが宿題をしないことでイライラするのですか?
計画的に宿題ができない、計画性のなさに?
宿題をしなければ成績が落ち、進路選択に困るから?
ダラダラしてけじめのない生活が嫌だから?
どうしてこれらのことにイライラするのですか?子どもの将来が困るからですか?
子どもの将来が困るかどうかなんて、子ども自身がその状況になってみないとわからないことです。もしかしたら、全然困らないかもしれません。
たとえ将来困ったとしても、自分が宿題をいい加減にやってきたからしょうがないと自分で責任を負うしかないのです。それは、宿題というのは子どもがするべき課題であって、親がするべき課題ではないから。
ところが親は、子どもが将来そのような思いをすることが、かわいそうで心配になるんですよね。無理もありません。愛するかわいい我が子のことですから。
親は子どものすべき課題に足を突っ込まないこと
でもちょっと冷静に考えてみてください。いつまで我が子の心配をするのでしょうか?進学の心配が終われば、次は就職の心配?その次は結婚の心配?その次は・・・?キリがありませんよね。
結局、親は自分の描く理想を子どもが達成しないことに、不安や心配をし続けてしまう。そして子どもは、親の理想を満たそうと精いっぱい頑張る。
けれども、親の理想を完璧に満たせるなんて難しいです。それに、子どもは親の理想を満たすために生きているわけじゃない。子どもは自分の人生を生きているのです。
親の理想を満たそうと生きる子ども、子どもに理想を押し付けようとする親、この図式が成立すると『相互依存』となり、いつまでたっても自立できない親子関係が続いていく、泥沼の状態となってしまいますよ。
子どもが自立した一人の人として成長していくには、親は子どものすべき課題に足を突っ込まないことですね。親が具体的に出来ることといえば、子どもが自分から考えて動きやすい環境を作るよう努力すること。
これは子どもに直接あれこれ指図することとは違いますよ。完璧な環境を作り上げることとも違います。親が努力している姿、これが子どもに伝わることが大事なんです。経済的に能力的に限度はあるけれども努力している、そんな姿が見えたらいいじゃないですか。
そして、そのあとは子どもに対して『信じる』『待つ』『見守る』こと。それも親にとっての大事な課題。
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