怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
一昨日は名古屋市立比良西幼稚園の保護者の皆様へアンガーマネジメントや子育てで大切にしてほしいことをお伝えしました。
PTA会長の加藤さんからは「念願のいなっち先生招致」とまで言ってくださり、本当にありがとうございます。加藤さんのブログに今回の講演への想いなどが書かれていますので、ぜひご覧ください。
➡「どうしても聞きたかった‼」アンガーマネジメント講演会。
話を聴くだけでも悩んでいる人の助けになる
加藤さんのブログを拝見して、ですごく印象に残った部分があるんです。
人を助けるって
決して直接的なことだけじゃない。
誰かの話を聞くことで
誰かの思いを知ることで
悲しんでいる人
傷ついている人
そして
怒っている人の
心に
何か、気付きを与えて
変化をさせてあげることができる。
それも
列記とした
「助け」になると思うんです。
加藤さんはPTA会長として、少しでも役に立てることをしたいというあったかい気持ちでいっぱい。それは押しつけとかおせっかいじゃなく、本当に心からそう思われているってことがブログから伝わってきますし、実際に講演して参加者の皆さんの表情や様子でも感じました。
「人を助けるって、決して直接的なことだけじゃない」「誰かの話を聞くことで誰かの思いを知ることで」って言葉。ほんとそうだと思うんですよ。これって、カウンセリングでの『傾聴』の基本に通じます。
傾聴は相談者のあるがままを受け止めて共感する
偶然にも比良西幼稚園で講演した日の夕方は、江南市で『傾聴力で仕事が楽しくなる!今日から使える傾聴力アップ術』というテーマでセミナーをしたんです。
傾聴をするときにすごく大切なことが『あるがままに受け止める』ことと『相手の世界観共感する』ってことなんですよね。
でも傾聴を学ぶまでは、適切なアドバイスをしなきゃいけないって僕は思っていたんです。実は、それは相談者の根本的な問題解決につながらなかったりします。
アドバイスするとき自分の経験で伝えることが多くなります。でもよく考えれば、自分の生きてきた環境や経験って、自分だけのものであって、相手とはまったく違っているんですよね。
だから傾聴していくときは、自分の経験や価値観を取り去って、相手の世界観を想像しながら聴かなきゃいけない。『あたかも自分が相談者になったかのように想像して感じていく』ということなんですよ。
これが難しいんです。ましてやこれが、我が子のこととなると「親の考えが正しい」「子どもの考えは間違っている」「子どもは未熟だ」って、先入観で見てしまうわけです。
『心に何か、気付きを与えて変化をさせてあげることができる』と加藤さんが書かれているように、傾聴していくと相談者は自分の話をしていく中で、自分の心の中に変化が生まれたり、気づきが出てきたりするんです。
今回の加藤さんのブログから、すごく大切なことをあらためて気づかせていただきました。ありがとうございます。
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