岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は津山市新採用職員研修で、コミュニケーションと感情コントロールについて半日研修をさせていただきました。
研修の冒頭で「コミュニケーションが成立するために大切なことは?」という質問をすると「話を聴く」「共感する」といった答えが返ってきました。
まさにその通りで、そういったことをしながら『通じ合う』ということが、コミュニケーションの成立で大切なこととなります。
ではあなたは、自分の子どもと通じ合っていますか?
思春期の子どもは親に反応しないことも
僕は教師時代、子どもや保護者、時には同僚の話に心から耳を傾けて聴くようにしていました。
ところが家に帰ると「自分の興味ないことは聴く気がないでしょ?」って、妻から指摘されることもあるんです。
仕事とプライベートは別物になってしまうんですよね。
あっ、でもいつもじゃないですよ。これはしっかり妻の言葉に耳を傾けておかなきゃ、と思う時もありますからね。
似たようなことが親子間ではないでしょうか?
「我が子のことになると傾聴ができない」って親御さんがいます。
子どもの気持ちを聴こうと思っても、子どもは話してくれない。聴いても「別に」とか「まあ」。何を考えているのかが、理解できない。
こんなふうに、思春期の子どもは親が聴こうとしても、反応がそっけないことがありますよね。
そんな子どもを目の前にすれば、イライラして「ちゃんと答えなさい!」って、つい怒ってしまったり。
最後は、説教になって後味悪いことに。
または「どうせ何も言わない」とあきらめモードになったり。
親が子供を一人の人として尊重しないから聴けない
そもそも、なぜ我が子になると聴けないのか?
それは、親が子どもを対等に見ようとしないから。
・子どものことは親が知っておくべき。
・子どもは親のコントロール下にいるべき。
子どもを自分より下の存在に置いているからなんです。
子どもは親よりも未熟だと思っているんでよ。
もし、子どもも親と同じ立ち位置で、一人の人として尊重する存在だったらどうでしょう?
子どもが黙っていても、じっくり待つことができると思いませんか?
思春期の子どもは素直に話さないこともある
特に思春期となれば、親に話をしてくれないことも多いです。そういう時期なんですよ。
ホルモンの影響などもあるし、自分を持てるようになる時期でもあるし。
親が心配して聴いても、無反応。聴かれるほどイライラしやすくなる。
それもオッケー!
「今は言いたくないんだね」で、終わらせればいいんです。
根掘り葉掘り聴く必要はなし。
大切なことは、「いつでも聴いてあげるから、言いたくなったら言えばいいよ」という姿勢で『待つ』こと。
子育ては、『待つ』『見守る』『信じる』。
これに尽きます。
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