怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
あなたは他人を変えることに必死になっていませんか?
親が子どもを変えることはできない
前回のブログ親の役割は信じて見守ること!子どもの機能より存在に価値があるの続きになりますが、印象的な感想がさらにあるので紹介します。
「片付けのできない子供」の例が一番自身の怒りの頻度が多かったので、具体例を教えていただいて良かったです。
我が子に対して指摘できるのは自分しかいないと思うと余計な怒りになってしまうのだと思う。
成果主義の中で生きて経験している分、子供に活かしたいと思う感情の中で表現していましたが、これからは未来を変えていこうと思いました。
子育て、業務の中で活かせるよう、自分を変えていきたい!!
周りの方々にも先生の講演を聴かせたいと思いました。
また機会があればよろしくお願いします。
このお母さんが書かれているように、『我が子に対して指摘できるのは自分しかいない』と思うのは、親だからこその純粋な気持ちです。
母親だからこそ、子育てに責任を持って関わりたいと一生懸命なのでしょう。
でもそれが、怒る必要のない怒りの感情のもとになってしまうわけなんです。
だから僕は講演で「子どもへ求める要求基準を下げましょう」と伝えています。
そうしないと、『子どもをなんとしてでも親がコントロールして変えてやらなくてはいけない』と、どんどんと強い気持ちになります。
さらに、いっこうに変わらない子どもへ親はイライラして怒りをぶつける悪循環。
子どもを変えようとする無駄な労力を日々費やすよりも、親が変わることが一番手っ取り早いんですよ。
そのことに気づかれたから、このような感想を書かれたのでしょう。素晴らしい変化ですね。
親が変われば子どもは変わる
次の感想にも似たようなことが書かれていました。
今日、いなっち先生の話しを聞くことができて良かったです。
よくフェイスブックをみています。
私は先生の話しで「べき」という話をきいて、自分の中ですごくかわりました。
子どもに優しくできるようになりました。
「親が変われば、子は変わる」その通りだなと思いました。
今日、先生が昭和地区にきてくれて本当にうれしかったです。
少しでもアンガーマネジメントが広がれば、子ども達も地域も生活しやすくなると思います。
親が変わることで、子どもとの関係性変わります。
ここに気づけば、親も楽だし、子どもも伸び伸び成長できますよ。
そして親が子どもへ求める『こうあるべき』を見直して、必要のないものは捨てちゃうことです。
一人目のお母さんが書かれていた感想で『片付け』のことが書かれていました。
子どもが片づけをしないのであれば、少し視点を変えるだけで随分と違ってきますよ。
以前ブログへ書いているので、ご覧ください➡子供が片づけをする秘訣は簡単!親のすべきことを分けて考える
片付けのこともそうですし、とにかく子育てはシンプルに考えて子どもに関わっていく。これに尽きますね。
子どもには自分で成長していく無限の力があるんですから。