怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「子どもをありのまま受け入れること」「その子に合った対応をすること」は、「甘やかすこと」ではありません。
娘の突然のリクエストにビックリ!
昨日、高松にいる娘が岡山の運転免許センターで試験を受けに行き、念願の運転免許に合格して喜びのLINEを送ってきました。
その後に、今度は電話をかけてきた娘。「なあ、今日免許センターに来れん?」
僕はてっきり、迎えに行ってそのまま津山へ帰省するのかと思ったら、そう意味じゃなく、「免許センターから岡山駅へ送ってほしい」とのこと。
仕事の都合で無理ですし、なにより今住んでいる津山市から免許センターのある岡山市までは約50km。車で1時間10分くらいかかります。
実家の津山へ帰らず、高松へ戻るのだったら、免許センターから岡山駅へバスで行ったほうがはるかに早い。
まったく、どこまで親へ甘えるんだと思いつつ、そうやって親へ電話してみようと思う気持ちもなんだか自分の娘らしくてかわいいって思えるんですよ。
娘も無理だとわかったら「じゃあいい」って、すんなりと納得。実は、その後に妻へ電話をしたようですけどね(笑)もちろん妻も行けません。
親へ子どもが甘えられることって、僕はとても素晴らしいことだと思います。
それは親への信頼の証ですから。
それに、子どもによって親への甘え方も違いますから、子どものありのままを受け入れて、その子どもに合わせた対応をすればいいんです。
これは『甘やかし』とは違いますよ。
子どもを受け入れて、子どもに合った対応をする
このことについて、以前妻がブログに書いてくれいるので以下をご覧ください。
怒りの取扱いアドバイザーいなっちの妻です。
社会に出ていろいろな人に対応できることを求めるのなら、まずは子どものありのままを受け入れて、子どもに合った対応をしましょう。
それは、「おもちゃが欲しい」「これはやりたくない」などの欲求をすべて聞くことではありません。
不器用な子ほど、忘れっぽい子ほど、不安感の強い子ほど
「何度同じことを言わせるんだ!」
「そんなことじゃダメだ!」
「自分で何とかしろ!」
ではなく
「何に困ってるの?」
「よく教えてくれたね」
「こうしてみようか」
「ああしてみようか」
と丁寧に繰り返し教える辛抱強さと柔軟性を持ちましょう。辛抱できない大人の姿を見て、辛抱できない子どもが育ちます。
自分の考えを曲げられない大人を見て、自分の考えを曲げられない子どもが育ちます。そして、ご自身が社会の中で人間関係に苦労した時、どうやって対処したのか、経験を語ってあげてください。
「こんな人がいて困ったけどこうやって切りぬけたよ」
「楽しい仲間がいたから大丈夫だった」
「好きなことがあったから気晴らしができた」
「辛いことばかりでもなかったよ」
「よくよく考えたら大したことではなかった」
「話してみたら分かり合えた」子どもは、自分に合わせる大人を見て、すごいなあと感じ、人に合わせることを覚えます。
自分を助けてくれた人を見て、すごいなあと感じ、人を助けることを覚えます。勉強も部活も人柄もワンランクアップさせたかったら、信頼関係形成が最優先。
信頼関係が出来れば、信頼できる人の言うことを聞こうとしますよ。だから「受け入れて合わせること」は「甘やかすこと」ではないです。
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