怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
頑張っている所や良い所を見られないあなた、かなり末期症状ですよ!
子どもの出来ないこと探しをしていませんか?
出来なかったこととか、もうちょっとこれを頑張っておけばよかったなあってことって、子どもはすでにわかってますよ。
通知表を見て、親があれこれ指示を出して復習をさせることに、子どもは素直にやる気を出すのでしょうか?
子どもが自分で、もう少しこの教科の勉強を復習しておこうって思えば、本気でやれるはず。
そもそも、脳はネガティブ思考。次の画像を見て、あなたはどこに注目しますか?
おそらく多くの方が、左側の丸よりも右側の欠けている部分に注目しますよね。
人は、足りない部分とか、欠けている部分に注目しやすいんです。
足りないところを何とかして埋めたいって思うんですよ。
だから、子どものできないことや足りない部分を親は何とかしたくなる。
脳の癖から言えば、自然なこと。
ところが、子どもの出来ないことや足りない部分を指摘するときは、多くの場合は『注意』や『叱る』ということになってしまいます。
これは、人と人との関わりの中では、『否定的(マイナス)ストローク』や『ディスカウント』になるんです。
ちなみに、『ストローク』と『ディスカウント』については、このブログ心の栄養素とは?心が満たされない子供は注目を浴びようとするをご覧ください。
心地よいことを子どもへしてやればいい
注意や叱るといったことになれば、子どもからすれば受け入れがたいこととなりますよね。
子どものやる気を奪ってしまっていくことになるわけです。
毎日の生活の中で、あなたはどんな声をかけてほしいですか?
「講演お疲れ様。今日も頑張ってくれてありがとねー!」
って妻から言われるんですが、僕はホッとします。
「今日の謝金は?現金だったらカバンからすぐに出してよ!」
って妻から言われたとしたら、僕はすごくイヤな気持ちになりますね。
子どもだって同じですよ。
「今日の学校からの配布物は?進路関係だったらカバンからすぐに出してよ!」
一日学校で頑張って過ごして帰って来て、注意や指示ばかりって心が休まりませんよ。
子どもを労ったり、子どもの話に耳を傾けたり、親が自分もしてもらいたいことを子どもへしてあげましょうね。
そんなことを講演でもお伝えしていますが、京都府福知山市立上豊富小学校での講演でいただいた感想にも書かれていました。
改めて、毎日のバタバタした生活を振り返ってみると、「あちゃー!これ子ども達に言ってしまってるー!!うちの子達、もしかして心の中ペコペコになってるんじゃないか~!?」と、ハッ!!と、させられる事ばかりで焦りました・・・。
今日、本当に講演会に参加してよかったです!!
今日から、子ども一人ひとりと向き合って、目を見て「はひふへほ+そう」+「気持ち」の法則を実践してみようと思いました。
まずは私が変わらないと!!ですね。
さあ、これからの子ども達の成長が楽しみだ~。
また来年も稲田先生とお会いできますように(笑)
次はのどの調子も万全でありますように・・・。
ありがとうございます。嬉しいです!来年も講演できるといいなあ。
「はひふへほ+そう」+「気持ち」の法則。これについては、講演でお伝えしていることなので、ぜひ僕を呼んでくださいね。
簡単に言えば、注意や叱ることよりも「お疲れさま」「がんばったね」「しんどかったんだね」って、気持ちに共感することなんですよ。
頑張っているところや良い所を見る意識をもってないと、これって難しいですからね。
きっと、それができないのは、自分自身に対しても自分へのダメ出しばかりになっていますから。
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