怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
生きていること、生きてくれていることに、幸せ感じていますか?
実は今年、結婚25周年を迎えたんですよね。
今年は末娘も高校卒業して一人暮らしを始め、久しぶりに夫婦二人だけの2回目の新婚生活が始まったんです。
そもそも結婚と同時に長男が誕生だったので、新婚生活らしき記憶はほとんどなく、『結婚=子育てスタート』って感じでしたから夫婦の時間が新鮮(笑)。
子どもが生まれてくれたときの気持ちを思い出す
子ども達も手がかからなくなり(お金はまだまだかかりますが・・・)とにかく今は、子どもがそれぞれに健康でやりたいことやってくれていることに、親としての幸せを感じます。
子どもが健康で生きてくれているのに、親は「もっと〇〇ができてほしい」「まだまだ努力が足りない」・・・といった、要求にばかり注目していませんか?
その要求は、本当に子どものために求めているのでしょうか?
きっと多くは、子どものためではなく親の理想を満たすためのことのほうが多いと思います。
でも子どもが産まれたとき、「もっと〇〇ができてほしい」「まだまだ努力が足りない」なんてこと思いましたか?
「無事に生まれてきてくれてありがとう!」って、思ったんじゃないですか?
あのときの気持ち、もう一度思い出して欲しいんです。それを講演でも時々話します。
子どもに理想を求めるより存在に幸せを感じる
岡山県倉敷市にある「若竹の園」で講演をさせていただいたときの感想に、「生まれてきてくれてありがとう」について気づかれた感想がありました。
私自身、すごく心に残っているのは、赤ちゃんの写真のスライドで「こんな時に漢字が読めてほしい、数学ができてほしい、って思ってましたか?」という先生のお言葉でした。
講演が終わって家に帰ってから、子どもが赤ちゃんだった頃の写真を見返して「ああ、こんな時があったなあ」「元気で生まれてきてくれてありがとう」って思ったなあとと初心にかえることができました。
今も日々「6秒待つ」「生きてくれているだけでOK]と心の中で唱えながら、でも時には怒りながら毎日を過ごしていますが、講演を聞く前よりも怒る頻度が減ったかなと感じています。
初心を思い出されて、お子さんとの関わりかたを見直されたお母さん。素晴らしいことです。
このように、赤ちゃんの頃だった子どもの写真を見るのは、子どもが思春期になってからでもすごく有効だと思います。
ちなみに我が家では、子どもの寝顔をコッソリ見るのが、僕たち夫婦の楽しみでした。
幼いころから変わらない子どもの寝顔を見ると、何とも言えない気持ちになって、妻と目を合わせながら「可愛いなあ!」って、胸キュン!(笑)
今では、たまにしか帰省する子どもの寝顔を見るしかチャンスはありませんが、それでもとっても嬉しい幸せなひと時です。
幸せって自分の足元にあるのに、遠くへ求めてばかりしていませんか?
自分が生きていること、我が子が生きてくれていること、今一度、自分の足元を見つめてみてくださいね。
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